双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

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園芸覚え書

|庭仕事| 以下、作業日誌など。 【九月九日】 ■地植えのバラのための準備 定植位置(二箇所)を掘り返して用土を作っておく。内一箇所については囲いが無いため、ブロックで囲いを作る。 土作り:腐葉土、バーク堆肥、EM牛糞堆肥、京成バラ園”バラの培養土” *是らをしっかりと梳き込んで耕し、100倍希釈した木酢液をジョウロで散布。 *”バラの培養土”は半分を使用。(残りは植え付け時に混ぜ込む) 【九月十五日】 ■『ラ・レーヌ・ビクトリア』と『マダム・ピエール・オジェ』*1の地植え作…

暢気者の自然農薬

|庭仕事| 鉢植えは元より、庭の草木においても、殆ど化学薬品を使ったことが無い。化成肥料の類ですら滅多に施さない。そうとなれば当然虫にも食われるし、たまに何らかの理由でいつの間にか、ひっそりと消えてしまうものも在るが、それも自然の摂理のひとつ。云い換えれば、逞しく生き残って毎年元気に育つものが、ここの土と条件に適応したもの、と云うことなのであろう。極めて自然である。 唯一病害虫対策らしい対策と云えば、水遣りの際に木酢液を混ぜたり、是を希釈したスプレーを枝葉に散布したり、とそん…

園芸覚え書

|庭仕事| ここのところ暇なので、庭仕事が色々と捗る。 以下、作業日誌。 【九月六日】 ■自然農薬づくり 『ストチュウ』のための焼酎液の仕込み。 唐辛子10本、大蒜4片を刻み、ホワイトリカー500mlに一ヶ月程漬け込んだ後、是を濾して同量の米酢を加える。(更に同量の木酢液を加えても良い。)使用の際は必要に応じ、原液を水で100〜400倍に希釈。 『スギナ液』 スギナ100g、水1Lを弱火にかけて10分程煮出した後、是を濾して冷まし、黒酢(米酢)20mlを加える。希釈せず原液の…

バラも再開

|庭仕事| 庭弄り再開で日々せっせと汗を流し、日々様々に思案を巡らせるうち、やはりと云うのか当然と云うのか。次第にバラの不在が心寂しく想えてきた。数年前に突然枯れてしまった蔓バラ『ピエール・ド・ロンサール』は、毎年新緑の頃となると、薄桃色のそれはそれは見事な花を咲かせ、普段は地味な庭の風景に華やぎを添えてくれたものだった。強健で手の掛からぬ実に優れた品種で*1、十数年かけて大きく育ったが、恐らくは、その冬の外壁塗装作業の諸々でダメージを受けたのと、続く夏の異常気象の災いしたこ…

私の園芸書

|本| |庭仕事| 何れの本も、今から二十年近く前のものなのだが、現在に至るまで、幾度と無く手に取ってきたものである。ズボラ園芸を返上し、庭弄りを本格再開するにあたって、再び助けを借り、お世話になって居る。 RHS Encyclopedia of Plants & Flowers作者: Christopher Brickell出版社/メーカー: Dorling Kindersley発売日: 2008/03/03メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る私が…

ズボラ園芸返上

|庭仕事| 草花の育つに任せた放任主義、などと云えば聞こえは良いが、単にズボラから手入れを怠って居るだけなので、盛夏を過ぎた現在。ちりちりに乾いて枯れるものは枯れ果て、茂るばかりのものは茂るだけ茂り、いよいよ以って、にっちもさっちもゆかぬ有様となってしまったのである。 数年前の初秋の頃であったか。十数年かけて大きく育った、立派な蔓バラとローズマリーの大株が、あろうことか、突然に立ち枯れてしまったことで、すっかり気が抜けて、以来ズボラ園芸の一途を辿りつつあった訳なのだけれど、復…

貧乏園芸日和

|庭仕事| 本日中の陽気は初夏さながら。 午後に郵便局まで出掛けて、用足しした帰りがけ。 ふと目に入った道端のタンポポらに 「そろそろ庭も鉢植えも整えねばなぁ」と さぼり放題であった草花の手入れを思い出して、 途中園芸店へ立ち寄り、花苗を幾つか買い求めて帰る。 ちょいと暇を拵えて、久々の庭いじりとなったが、 季節は芽吹きから新緑へと移りつつあり、 花壇の雑草も、是に乗じて伸び盛りである。 鎌を片手にざくざくと引っこ抜き、粗方済んだところで 先程買い求めたタイムを、ぽんぽんと三…

若旦那、緑に憩う

|若旦那| |庭仕事| 大きくなった鉢植えの草花を、鉢換えのついでに株分けしてあったのが、程好く育ってきた。小さな鉢がちまちまと集まって居る様は、実に好ましいものであるが、あまり増え過ぎるとかえって収拾が付かず、見苦しくなってしまうと云うので、是ら株分けで増やした鉢植えを、拙宅の玄関前の踊り場へごっそり移し、若旦那のための、ささやかな憩いの場に仕立てることとした。*1 生きて居れば、人で無くとも憂さは積もる。瑞々しい緑に囲まれて、どうぞ心休めて下さいませよ、と云う訳なのだけれ…

清々しい心の行方

|庭仕事| 仕事の合間に、さぼり気味だった庭の手入れ。 小道に勢いよく茂り過ぎたキンポウゲ、 そしてそれらの隙間と云う隙間にびっしりと 生い茂ったドクダミやハコベなどの雑草を、 小型の草刈り機でもって大雑把に刈り込む。 花壇は花壇でノコギリソウが茂り過ぎ、 こちらは鎌でもって、やはり大雑把に刈り込むと、 埋もれて居たタイムが、ひよひよと顔を出した。 去年に植えた二株のジギタリスは、隣の セージ類と競い合うよにして育って居る。 数年前まで群生して居たネモフィラたちは、 いつの間…

ものぐさの庭仕事

|庭仕事| 長袖だ半袖だ、寒いの暑いのと気忙しく振り回されるうちに、季節はすっかり新緑眩しい初夏の佇まいへと移り、途端、草木の健やかに伸びゆく様には、いつものことながら心躍る。一方、昨年より殆ど手付かずで居た拙宅の庭はと云えば、グラウンドカバー代わりなどと云えば聞こえは良いが、その実、単なるものぐさから植えてあるノコギリソウとワイヤープランツが、必要以上に勢い茂り過ぎたがために、庭の八割以上を覆い尽くして占領。辛うじてテッセンと蔓バラ、カノコソウは是を逃れた風であるが、その他…

不精の緑

|庭仕事| 風も無く爽やかな午後、表へ出て庭仕事に勤しむ。 本来であれば、もっと前に済ますべき仕事なのだが、 スギ花粉となかなか上がらぬ気温のせいにして、 何やかや、すっかり放ったままにしてしまって居た。 足場の宜しくない所で、麻紐を手に脚立に登り、 バラの枝と複雑に格闘しながらの誘引に、 やや梃子摺る。その上いつもの不精で、 手袋はめずにやったものだから、あっちこち 引掻き傷だらけ。これも自業自得、と飲み込む。 それが終わって、次は花壇の一部を土起こし。 鍬でざくざくざくと…

薔薇の乙女殺人事件(時効)

|庭仕事| 「緑の指」 を備えて居る訳では、全く無いのだが、 志半ばにして草花を枯らした記憶は、然程無い筈。 だが、まことに不本意な例外がひとつ。薔薇である。 心ときめかせ手に入れた、乙女の如き薔薇たち。 それが、丹精込めて世話をする程、愛情を注ぐ程に 彼らは何故だか徐々に蒼ざめ、衰弱し、やがて その短か過ぎる生涯を終えたのだった。ううぅ。 おお。チャールズ・レニー・マッキントッシュ。 可憐な乙女と云うよりも、紅顔の美少年と云うべきか。 それに、ミニチュアローズのテディベア。…

緑の指と羊の毛

|本| |庭仕事| ku:nel (クウネル) 2008年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2008/07/19メディア: 雑誌 クリック: 22回この商品を含むブログ (35件) を見る英米園芸界の二大頑固バアさん*1、ローズマリーとターシャの居なくなった現在。両者共に、所謂プロフェッショナルな職業的園芸家でなかったことも、充分に興味深いが、それも踏まえた上で、あの二人に匹敵する頑固さと、或る意味での意地悪さ(笑)とを備え、「園芸的に正しいこと…

季節の向こうがわ

|庭仕事| 春を迎えても尚、寒さ和らぐ気配は希薄なままで、 季節に対して懐疑的にならざるを得ぬよな、 気紛れの日ばかりがずっと続いて居たけれど、 うっかりと寝過ごしかけた程、今日の天気は春らしい やわらかさと、清々しさに満ちて、芽吹いた鉢植えの 所々に残された枯枝が、やけにみすぼらしく見える。 家々のベランダや物干し場には、待って居ました とばかりに布団が干され、見渡せる範囲の殆どに 布団の並んだその様は、なかなか壮観と想う。 布団も表に出れば、人も出る。日中はそこそこ忙しく…

庭と人

|庭仕事| 庭と一口に云っても、広い庭から猫の額程の庭まで、 それこそ千差万別。つまりは、庭の持ち主と同じ数の 其々に異なった庭が在る、と考えて良いかも知れぬ。 庭の形態。植物の選び方。手入れの仕方。等など。 きちり隅々にまで手の入った庭も在れば、 手入れは程々に、自然な風情の庭も在る。また、 庭への接し方はそのまま、庭と云うものに対する その人の想いや考え方、と捉えることもできる。 いつだったかも書いただろか。 庭とは、その持ち主を映し出す、云わば鏡のよなもの。 つまりは、…

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