双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

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清々しい心の行方

|庭仕事| 仕事の合間に、さぼり気味だった庭の手入れ。 小道に勢いよく茂り過ぎたキンポウゲ、 そしてそれらの隙間と云う隙間にびっしりと 生い茂ったドクダミやハコベなどの雑草を、 小型の草刈り機でもって大雑把に刈り込む。 花壇は花壇でノコギリソウが茂り過ぎ、 こちらは鎌でもって、やはり大雑把に刈り込むと、 埋もれて居たタイムが、ひよひよと顔を出した。 去年に植えた二株のジギタリスは、隣の セージ類と競い合うよにして育って居る。 数年前まで群生して居たネモフィラたちは、 いつの間…

ものぐさの庭仕事

|庭仕事| 長袖だ半袖だ、寒いの暑いのと気忙しく振り回されるうちに、季節はすっかり新緑眩しい初夏の佇まいへと移り、途端、草木の健やかに伸びゆく様には、いつものことながら心躍る。一方、昨年より殆ど手付かずで居た拙宅の庭はと云えば、グラウンドカバー代わりなどと云えば聞こえは良いが、その実、単なるものぐさから植えてあるノコギリソウとワイヤープランツが、必要以上に勢い茂り過ぎたがために、庭の八割以上を覆い尽くして占領。辛うじてテッセンと蔓バラ、カノコソウは是を逃れた風であるが、その他…

不精の緑

|庭仕事| 風も無く爽やかな午後、表へ出て庭仕事に勤しむ。 本来であれば、もっと前に済ますべき仕事なのだが、 スギ花粉となかなか上がらぬ気温のせいにして、 何やかや、すっかり放ったままにしてしまって居た。 足場の宜しくない所で、麻紐を手に脚立に登り、 バラの枝と複雑に格闘しながらの誘引に、 やや梃子摺る。その上いつもの不精で、 手袋はめずにやったものだから、あっちこち 引掻き傷だらけ。これも自業自得、と飲み込む。 それが終わって、次は花壇の一部を土起こし。 鍬でざくざくざくと…

薔薇の乙女殺人事件(時効)

|庭仕事| 「緑の指」 を備えて居る訳では、全く無いのだが、 志半ばにして草花を枯らした記憶は、然程無い筈。 だが、まことに不本意な例外がひとつ。薔薇である。 心ときめかせ手に入れた、乙女の如き薔薇たち。 それが、丹精込めて世話をする程、愛情を注ぐ程に 彼らは何故だか徐々に蒼ざめ、衰弱し、やがて その短か過ぎる生涯を終えたのだった。ううぅ。 おお。チャールズ・レニー・マッキントッシュ。 可憐な乙女と云うよりも、紅顔の美少年と云うべきか。 それに、ミニチュアローズのテディベア。…

緑の指と羊の毛

|本| |庭仕事| ku:nel (クウネル) 2008年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2008/07/19メディア: 雑誌 クリック: 22回この商品を含むブログ (35件) を見る英米園芸界の二大頑固バアさん*1、ローズマリーとターシャの居なくなった現在。両者共に、所謂プロフェッショナルな職業的園芸家でなかったことも、充分に興味深いが、それも踏まえた上で、あの二人に匹敵する頑固さと、或る意味での意地悪さ(笑)とを備え、「園芸的に正しいこと…

季節の向こうがわ

|庭仕事| 春を迎えても尚、寒さ和らぐ気配は希薄なままで、 季節に対して懐疑的にならざるを得ぬよな、 気紛れの日ばかりがずっと続いて居たけれど、 うっかりと寝過ごしかけた程、今日の天気は春らしい やわらかさと、清々しさに満ちて、芽吹いた鉢植えの 所々に残された枯枝が、やけにみすぼらしく見える。 家々のベランダや物干し場には、待って居ました とばかりに布団が干され、見渡せる範囲の殆どに 布団の並んだその様は、なかなか壮観と想う。 布団も表に出れば、人も出る。日中はそこそこ忙しく…

庭と人

|庭仕事| 庭と一口に云っても、広い庭から猫の額程の庭まで、 それこそ千差万別。つまりは、庭の持ち主と同じ数の 其々に異なった庭が在る、と考えて良いかも知れぬ。 庭の形態。植物の選び方。手入れの仕方。等など。 きちり隅々にまで手の入った庭も在れば、 手入れは程々に、自然な風情の庭も在る。また、 庭への接し方はそのまま、庭と云うものに対する その人の想いや考え方、と捉えることもできる。 いつだったかも書いただろか。 庭とは、その持ち主を映し出す、云わば鏡のよなもの。 つまりは、…

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