双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

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薄甘い午後

|日々| |手仕事| この冬は、手袋を幾つ編んだだろか。 細い雨のそぼ降る、とろりの金曜は客足も遠く、 ほうじ茶と珈琲飲み飲み。黒豆を薄甘く炊いたのを つまみながら、一日中、編み針を動かして居た。 先週仕上がったラグランのセーターは、今日、 初めて袖を通した。胸の上の切り替えから、 鹿柄の編み込み模様が、ぐるりと入って居り、 随分とゆったりめであるわりには、思いの外 軽くて、一枚でも充分あたたかい。 如何にも手編みと云った風なのが、丁度良い 匙加減の野暮ったさで、小さな愛着が…

新年

|日々| 元旦は、海で神輿と初日の出を拝み、 早い朝の清々しい空気を、胸一杯に吸い込んで。 拵えたおせちと雑煮で、新年を祝う。 一段と厳しい一年になるだろうけれど、 小さく、つましく、誠実に。 丁寧に暮らしてゆけたら、と想う。 新年、明けましておめでとう御座います。 新たな年も、どうぞ宜しく。

小さな日記より

|日々| 年内の仕事も仕舞い、件の野暮用も何とかやっつけ。 今年はおせちも拵えた。いり鶏に黒豆、松前漬け。 昆布巻き、たたき牛蒡、柚子巻き、などなど。 明日はこれらをお重に詰めて。慌しいながら 仕事も用事も終え、ほっと安堵の心持ちで、 明日の大晦日を迎えられる、有難さ。 とは云え、おせちの仕込み中に、何やら知らぬが カッカしながら葱なぞ刻んで居ったらば、 左の人差し指をざっくりやってしまった。うぅ。 今年一年も、こうして日々のあれこれを綴ることで、 何かが繋がったり、何かを感…

師走の窓

|日々| 本日は恒例の餅つき。朝早くから準備に取り掛かる。 今年は父方の叔父連、従兄弟や弟らの男手が集まり、 つき手が充分に足りたので、かなり助かって。 開店時刻を少しまわった頃、皆に振舞う餅と 各親類用の伸し餅、硬めについた鏡餅など、 総計七臼、全ての餅をつき終えることができた。 男手も女手も、皆で餅を食べ食べ、人心地。 たまり醤油漬けの紫蘇の実で味付けした、 大根おろしの餅が美味しくて、ついつい箸が進む。 午後は午後で、掃除の仕上げと窓拭き。 日差しが暖かく、乾いた冬空に…

冬至

|日々| |音| 風の強い日曜日。とつとつと暮れる夕空を眺め、 今日は冬至だねぇ。ぼこっとした柚子を手に手に、 のらりくらり、皆で話して居った筈だのに、 人の相談事を聞くなどして、やがて夜を迎えたら、 嗚呼、柚子湯。すっかり忘れてしまって居た。 気を取り直して、寝台の夜具を取り換え、 へこんだ羽枕の形を、ポンポン、整える。 鞄の中を整理したり、メモ帖に覚え書きなど 書き付けたりしながら、湿った髪の乾く頃。 明日が、目覚ましの要らぬ朝であることを想い、 こそっと小さく、独り安堵…

冬の中

|日々| |音| 外出にコートを羽織ると、ただそれだけで、 自分が冬の中に在ることを、感じ入る。 冬の出で立ち。冬の心地。 月曜日。通り慣れた小高い丘に沿う道が、 前日の雨に散った銀杏の葉で、すっかり 黄色に埋まった上を、滑らぬよにして歩いた。 誰ともすれ違うこと無く、林はしんとして。 ポッケの中のマッチ箱が、かさと鳴る。 夜の部屋で編み針を進めながら、 ただぼんやりと、想い出す。 Lilac Timeアーティスト: Lilac Time出版社/メーカー: Universal…

畳む 夜

|日々| 仕事を終えて部屋へ戻ると、先ず風呂場へ向かって 湯沸かしのつまみを、まわす。風呂の沸く暫しの間、 取り込んだ洗濯物を、居間にどさり降ろして、一呼吸。 洗濯物を前に、背すじ伸ばして、正座する。 箪笥の行き先ごとに、ざっと仕分けてから、 靴下。シャツ。ズボン。手拭い。肌着。 一枚一枚。手で皺を伸ばし、馴染んだやり方で。 畳んで重ねて。音楽もかけず、テレビもつけず。 しんと静かな厳かさ。けれども小さな、 やわらかな安堵の中で、落ち着いた心地で。 畳む時間は、私にとって、自…

|日々| いよいよ冬だよ。と、空気が告げただろか。 鉛色の空に、雲が寒々と滲む。 夜具のシーツを、フランネルのものと取り換えた。 手持ちの毛織の布から拵えた、新しい湯たんぽの カバーは、英国紳士の顔した深緑の格子柄で、 ふと、狩猟好きの紳士のかむった、鳥打帽を想う。 小さな火。ふつふつと音をたてる丸い鍋の中に、 もう、冬の匂いが生まれて居る。 あたたかな、匂い。 冬の色。

十一月の便り

|日々| 秋晴れの日曜日。昨年初めてお会いしてから 早いもので、もう一年が経とうとして居る。 冬が来て、春が来て、夏が来て。秋。 季節は巡り、今年も同じ十一月に。 遠方より再び、Tさんご夫妻が訪ねて下さった。 心そわそわと、朝は早くに目が醒めて。 からりと澄んだ空に、やわらかな秋の日差し。 こんな日にお二人をお迎えできて良かった。 オーボンヴュータンの凛々しい焼き菓子と、 ご主人の選んで下さった選曲集のお心遣い。 中に挟まれたスリーブは奥様の手作り。 水彩画のよな薄い色合いの…

繋ぐ

|日々| 今週ようやく届いた毛糸で、数日前より早速に カーディガンを編み始めた。折角だから ゆっくり時間をかけて編もうと想って居たのに、 こう云う性分故、つい先を急いで夜更かしなどして、 今日までには後ろ身頃と、前身頃の片方を幾らか 編み終えてしまった。身幅が狭いよな気がしたので、 試しに羽織って合わせてみると、軽くてあったかで。 市販の機械編みの品には無い、ふくよかな編地に、 やっぱり手編みは良いものだなぁ、としみじみ。 相変わらず、世知辛いことは少なくないけれど、 こんな…

重ねる

|日々| 一日一日は確かに、二十四時間の速度で 過ぎてゆくのに、一週間の区切りでもって 振り返ったときには何だか、やけに速いよに 感じられて、それがまたひと月となると、 拍子抜けする程、あっと云う間のことと想えてくる。 九月を過ぎると、それまでと刻の流れが一変するのは 何故なのだろ。暦の上ではあと二ヶ月だけれど、 十二月の終いは恐らく、すぐ其処に在る。 去年の今頃は一体何をして、何を感じていたのかな。 そんな風に、ぼんやりと思い巡らすのはいつも、 秋の始まりを半ば、過ぎてから…

香る

|日々| もわんと生温い、調子外れな陽気が昨日より続き、 秋晴れと呼ぶには、些かの違和感も在れど、 折角のお天気であるから、シーツなど大物の類も 片っ端から洗濯しては、バサバサと干す。 十月に入ってからの風には、金木犀が香り、 せっけんの清々しさに、薄甘くかぶさる。 仕事の合間合間、明日の青空珈琲の準備に あれこれと追われ、気忙しいままに店を仕舞った。 挽いた豆よりこぼれて、散らかった粉を さらさら集めれば、夜にふわりと珈琲が香る。

珈琲少年予備軍

|日々| 数日前のこと。近くの小学校が創立記念日で 休校だったらしく、小学生の男子が三人。 おじいちゃんと思しき男性と一緒にやって来た。 その内の一人は、ついこの間の日曜に、母親や 姉らと来店した少年である。おじいちゃん曰く、 どうしても行きたいから、連れて行って欲しいと 頼まれたとのこと。ふむふむ、なるほど。 珈琲の代わりに、オレンジジュースではあるが、 珈琲少年予備軍、と云う訳か。この年頃の少年ら などと云うものは、大概が騒々しくて、落ち着きの 無いものと、相場が決まって…

どっどど どどうど どどうど どどう

|日々| ごうごうと。窓枠の僅かな隙間から風の音だけが 忍び込み、荒々しい、唸るよな音に、夜は大きく 揺さぶられる。今日の夕刻。外へ出ると 気配は不意にやって来て、「あ。」 温度の変わった瞬間を、確かに感じた。 薄く伸びた雲が、早回しのよにして、右から左へ。 風に押し流されてゆくのを、暫く眺めて居た。 この風は、一体、何を連れて来たのだろ…。 けれども、きっと未だ、季節は変わらない。

机上時空

|日々| |本| 夏祭りの初日だのに、さめざめと雨が降り、 何だか物寂しいよな土曜日。ポットに淹れた茶を ぬるめにしたのを、少しずつ飲みながら、一日中 旅の本を読んで居た。未だ己の足の知らぬ土地は、 幾らでも在るから、こうして旅の本など読んで、 僅かに、行ったよな心持ちになって居るのは、 書斎の旅人にとっての、ささやかな至福。 中国の少数民族の女たち。目にも鮮やかな衣装と、 眼差しの力強さに、暫し、頁を操る手が止まる。 赤の鮮烈さ。大地の大きさ。 恐ろしくめまぐるしい変化と同…

珈琲少年

|日々| 最近になって良く来る、ひょろりの中学生少年。 初めの頃は、喫茶好きの母親と一緒に来て居たのだが、 前回は同級生の友人を伴って。そして本日は独りで。 少年は毎回必ず、シナモントーストと珈琲を注文する。 近頃は珈琲の飲めない大人の少なくない中、しかも ブラックで嗜むと云う選択も含めて、なかなかの珈琲飲み なのである。母親と来るときも、友人(エンドー)を 従えて来るときも、少年は大抵、本棚と席を行き来したり、 マイペエスに時間を過ごし、憩う佇まいも堂に入って居る。 今時め…

初夏の色

|日々| |音| ゆらりとした手触りの朝から始まった、日曜日。 嗚呼、今日もこのまま終わるのかしら。などと 惚けて居たら、午後より次第に人の足が向く。 なるほど。何事もお天気と懐次第と云う訳か。 近頃に顕著な、こうした日々の気紛れに右往左往も 慣れてきたとは云え、やれ浮いたの、やれ沈んだの の繰り返しは、やはり、心穏やかで居られぬもの。 毎日、安堵の心持ちで朝を迎え、夜を仕舞えたなら。 掃除して、窓を拭いて、珈琲を淹れて。 日々のつとめを丁寧に繰り返すことを、軽んじずに。 腐…

滲んだ風景

|日々| |音| 今頃になって、また季節に騙された。 冷え冷えと細い雨、ひどく肌寒い日が続く。 忘れられ、放っぽり出された一日。 もうじき無くなりそな残りの灯油に火を灯し、 ストーブに寄りかかるよにして突っ伏すと、 何処からやってきたのか。境目の曖昧な眠気に うつらうつら、引っ張られてしまう。窓越しの、 少しけぶった山並みは、薄い濃淡で描かれた水墨画 みたいにして、雨の向こう側にぼおっと浮かんで、 滲んで、それがいつか見たよな風景なものだから、 油断して居ると、吸い込まれて気…

霧の向うに

|日々| 雨上りの清々しさは、山裾の春霞の中に浮かぶよな 葉桜や新緑の黄緑と、常緑の色濃い緑とが溶け込んで、 胸のすく爽やかな空気。鼻から深々と胸一杯吸い込む。 先程までの雨粒を纏った、蕾と葉はきらきらと。 人も車もひっそり静か。ほんの束の間の忙しさを除けば、 殆どがのんびりとした印象のまま、午後が過ぎる。 汗ばむ陽気に窓を開け、気晴らしに、本の移動だの 本棚の模様替えなど少し。父が作業場より切ってきた、 大きな大きな薄桃色の牡丹の花は、今朝がたの雨粒を、 未だ纏ったまま、花…

苦い土曜日

|日々| 雨こそ止んだものの、一夜明けても風は変わらず。 空模様もぐずぐずと不安定で、薄ら寒い。 かと云って、二日続けて諦める訳にもゆかず、 煮え切らぬよな心持ちで土曜日を過ごす。 玉葱を刻みながら、恵比寿の写真美術館にて 開催中の、ジャコメッリ展のことなど 思い浮かべ、豆の入ったミネストローネを拵える。 弱火にくつくつとする鍋を、ぼんやり覗き込むと、 雨の気配が、換気扇の向こう側からしのび込む。 明け方まで妨げられた眠気が、時折近付いては、 知らぬ間に去ってゆくのを、奥歯に…

主人の帰還

|日々| 二泊三日の旅路より元在る場所へと戻って、 一夜の明けた木曜日。ぼんやりするよか、成すべき すべきことが朝から沢山在れど、すいすいすいと 仕事が運ぶ、運ぶ。自分でも意外な程にすんなりと、 見慣れた日常のペースに戻って居るのが、何処か 当ての外れたよでもあり、何だかおかしな心地。 一段落済んでからの朝の珈琲は、先日 『クラムボン』 にて買い求めたマンデリン。つやつやの光沢。焙煎深めで、 朝からパキっと気合も入ったのだけれど、何せ暦は月末、 と云うこともあって、実にのんび…

夜を紡ぐ音

|日々| 仕事を終え、自宅へ戻ってやや暫くすると、 突然に風が強くなってきて、サッシ戸に叩きつける。 ゴーともビューともつかぬ、唸るよな音。 編み物も一段落した夜は、些かの手持ち無沙汰で、 取り込んでおいた洗濯物を畳みながら、 明日に着る洋服など準備する。今日一日は どんなだったろう。冷え冷えとした雨は、 もう止んで居るのだろか。湯を沸かして 夜のお茶を淹れる。冷たくなった指先に、 やがてじんわりと熱が伝わり、香りのついた湯気が 鼻先までのぼってくる。ただ、ぼんやり、 風の唸…

二月 道を歩く

|日々| |音| 両の掌をぎゅっと握ったまま、唇を結んだまま、 ただ黙々と歩き続けて居ても、或るとき、ふと 歩みを休めてみると、知らなければならなかった ことや、考えなければならなかったこと。 本当は気付ける筈だったことなど、 毎日が慌しく流れゆく中で、気を張った背中の ずっと後ろに置いてきてしまった、大切な 小さきものたちと、再び向き合う機会が訪れる。 ささくれ立って、固くなってしまった心に そっと触れ、やがて、やわらかに溶け出す。 確かめたり、留めたり、受け入れたりして、…

小休止

|日々| |音| 一月に入ってからと云うもの、いつにも増して ひどく暇な週が続いたりして居たので、さすがに この頃は、かくんとなりそうだったのだけれど、 今日は良く晴れてあたたかとなり、冬眠して居たよに 思えた人びとの足も、この天気に誘われてゆっくり 動き出したと見えて、午前中から人が入り出す。 どう云った訳だか、お若い方もお歳を召された方も、 皆一様に、男性のお客さんの姿が目に付く。 何かを作る計画だろか、二人で話し合って居る人。 深々と本を読み耽る人。こつこつ書き物する人…

名も無き善き人びとの一日

|日々| しとしと雨の降る一日は、年の瀬と云うことも手伝って、 ぽっかりそこだけ空いてしまったよな一日。昼近くに、 一台のバンに乗ってやって来た、作業服姿の男性らが四人。 恐らく、今日が仕事納めなのかも知れないな。 皆一様に力の抜けて、安堵の表情が浮かんで居る。 時折聞こえてくる、会話の端々が微笑ましい。 昼の外食も、喫茶店で珈琲飲むのも久しぶりだなぁ。 誰かがそう云い、○○さん、いい加減帽子脱ぎなよ。 他の誰かがそう云う。和やかな談笑。和やかな休憩。 一万円札を百円玉みたい…

十二月に漂う

|日々| |音| 曇り。雨降り。曇り。雨降り。そして晴れ。 一日の中にめまぐるしい天気は、師走の慌しい匂いを せっかちに漂わせ、往来の車も皆スピードを飛ばす。 景気のせいか、それとも時勢か。一部個人宅の過剰な 電飾などを除けば、クリスマスも間近と云うのに、 何処彼処もいつに無く、地味でおとなしい。 寂しいと云われれば、確かにそうなのだけれど、 地味好きにしてみれば、かえってこの方が好ましいと 思えない訳でも無い。際限無く飾り立てたり、 光らせたりするよりも、人びとや街が新年を…

プロシュッティ先生のパスコリ

|日々| 今日は冬至だから、夜にはロウソクでも灯そうかしら。 などと考えもしたけれど、ゆく人も車の気配も まったく希薄なものだから、誰も居ないところで ロウソクを灯したりしたら、何だかかえって 寂しくなりそな気がして思いとどまった。 一体、人びとは何処へ隠れてしまったのだろ。 この時期は恐らく皆、忘年会などに忙しくて、 喫茶店でのんびりどころでは無いのだろな。 それにしても冷え冷えと、ひどく静かな夜。 表が暗くなってからは、編み棒を動かしたり、 それに疲れると、本をめくったり…

紙と鉛筆と線路

|日々| |音| 先日、ただ何とは無しに手に取った時刻表を 買い求めてからと云うもの、一旦ぱらりと始めたら これが非常に愉しくて、暇を見付けては読み耽る午後。 一日在ったら、何処まで行って帰ってこられるか。 桐生は完全に日帰り圏内。所用時間、約四時間。 朝早く出立し、途中で二回程乗り換えて。 両毛線は昔、前橋を訪ねたときに乗ったのだったな。 予定にも無く、行くかどうかも知れぬ旅を、 鉛筆片手に、紙の上だけで組みたてる愉しさ。 たかだか六百円の、安上がりで有意義な暇潰し。 [火…

留守にします

|日々| |音| 三日続きの休みの後は、丸一日がぽっかり空いて、 寒々しい曇り空は、秋と冬の間を行き来する。 午後三時をまわった頃。ドアに小さな張り紙貼って。 「四時半まで留守にします」 三人して、観光ピークの終わった秋の渓谷へ。 散策道手前の駐車場は、がらんとして居て、 他県ナンバーの乗用車が一台だけ。 先週までは出て居た筈の売店の姿も消え、 こんな静寂で渓谷を歩くことに安堵する。 吊り橋の近くまでやってくると、盛りの時期の賑わい とはほど遠い、僅かな人びととすれ違う。 写…

やわらかな金曜日

|日々| いつものよに窓を磨き、いつものよに床を掃き、 いつものよにサイフォンを準備し、 いつものよに店を開ける。いつもと同じ金曜日。 けれども、気持ちは少しだけそわとして、 背筋は少しだけしゃんとする。遠方より訪ねて下さった Tさんとご主人を、お昼を少しまわった頃にお迎えする。 互いの日記を行き来したり、文字のやりとりなど しながら、やがて、実際にお会いする機会へと繋がって。 連休の初日の金曜日は、のんびりした表情の一日となり、 幸いなことに、Tさんたちの過ごされた間ずっと…

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