双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

七月逍遥

|雑記| |散輪|


真夏だと云うのに湿気っぽい日が続き、またもや蕁麻疹が出た。
豪雨だ酷暑だ、新型某は毎日が過去最多を更新も打つ手無し。
加えて、誰某の国葬やら何やら。まぁ次から次へとあれこれ
途切れずに出てくるものと思う。やれやれ、である。

夏らしからぬ日と如何にも夏らしい日が入り混じり、
結局夏なのか夏でないのか、七月か七月でないのか。
正体の分からぬよな塩梅であるなぁ、とぼんやりして居ると、
ふと見上げた空が、すっかり秋みたいな顔をして、
しかしながら、外気は明らかに真夏のそれなのだった。

近所の農家から、丁寧に育てられた南瓜と玉蜀黍など買う。
南瓜は出汁に味醂三温糖、醤油で煮含めた。旨し。
玉蜀黍の方は只茹でて塩をしただけ。是もまた旨し。
季節で参った体には、季節の食材で養生が宜しかろと、
トマト、青紫蘇、玉蜀黍など。豚肉をささっと茹でたら、
黒酢胡麻油に生姜のみじん切り。全部一緒に和えたのを
ご飯に乗せていただきまーす。嗚呼、元気が出た。


休みの月曜、昼を少し回った頃。
何処へとも決めずに家を出て、グワイヒア号を走らせる。
途中まではこないだと同じ道だが、不可避の場合を除いて
極力登り坂を回避しながら、あちらこちらをゆるゆると。
猛烈に暑くなってきたので、疲れてしまわぬうちに引き返した。
隣町まで行って帰って昼下がり。凡そ二十キロの夏の道。


田畑の中。砂利道とアスファルトのクロスロード。

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