双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

始まりは何処から

|日々| |雑記|


ついこないだ六月に入ったなぁ、と思って居たばかりのところへ
もう月末となってしまった。ぐるり、相変わらずの八方塞がり。
しゃっきりともぱっともせず、この時節の不快ばかりを集めてきて、
瓶に蓋をしたよな、さっぱりうだつの上がらぬ日々である。
つい先月辺りの、客足の戻って来たかに見えたあの感じは、
はて、いったい何だったのやら。今月に入った途端、ぱたり。

しっちゃかめっちゃかが少し落ち着いて、そこでふと改めて
世の中を見渡せば、以前にも増してしっちゃかめっちゃか。
やれ戦だ、食糧難だ、人道危機だ、気候変動だ、物価高騰だ。
新型某禍に続けとばかり、更なる混沌が次から次と押し寄せて、
世界はすっかりとカオスの渦に飲まれてしまったみたいだ。
拙宅の猫らの食餌ですら、軒並みの値上げ、及び品薄状態で、
今後の安定供給の見通しも立って居らぬ、と云うのだから、
つくづく。この混沌の規模の不気味な巨大さを知る思いである。

差し詰めの、バタフライエフェクトか。
この始まりは、果たして何処からだったのだろ。

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