|若旦那| |庭仕事|
年の瀬も押し迫り、今年はこのまま何事もなく終えられるかしらねぇ、などとうっかり気を許したのがいけなかったか。火曜の朝。若旦那の厠での様子がおかしい。嗚呼…やっちまったねぇ。こりゃ紛れもない、例のヤツだよ…。
診療開始の午前九時とほぼ同時にお医者へ到着。ここのところの若旦那は、いよいよ年齢の所為か。近くを通りかかっただけの忍びちゃんに「シャーッ!!」だとか「ウウゥウ~」だとかやってみたり、そうかと思いきや、猫布団ではぎゅうぎゅうにくっついて、べたーっと甘えてみたり、益々気難しくグランピーな塩梅だもので、そうか。そろそろ老年期ってやつなのなぁ、とそんな若旦那の年齢なりの変化を受け入れてやってゆく心づもりを、自分なりに色々考えて居た矢先であった。*1
幸い今回は簡単な処置で済み、ストルバイトの結晶についても、エコー画像や採尿されたお小水の中には、目視ではっきりと確認ができず、顕微鏡で見て存在が確認できる程度のものであった。膀胱炎を起こして居たので仕上げに注射を一本。診察後は抗生剤と抗炎症剤、そしてこちらもお馴染みのR社の処方食が出された。イレギュラーな行動も在るには在ったし、急激な寒さも関係在るとは思うが、何せいつもの通りの「原因不明」なので、こちとらお手上げである。又、この「原因不明」(及び若旦那の複雑性)に頭を抱えた先生が食餌云々を引き合いに出され「以後は処方食一本で」と仰るのも勿論分かって居るから「はい、そうですね。分かりました。より一層気を付けます」と一応。
帰宅後はさすがに疲れたのか、こてんと横になって過ごして居たのけれど、翌日にはすっかりいつもの顔つきへ戻り、食欲旺盛。お小水の塩梅も順調に回復して居る模様。しかしまぁ、さすがの若旦那と云うか何と云うか。師走も師走、末の頃を目前にしたこの時期にお小水沙汰騒ぎとは、いやはや参った(笑)。やはりお前さんは、一筋縄じゃいかねえ猫よなぁ。
以下、作業日誌。
【十二月二十三日】
■鉢植えバラの土替え及び施肥
- トレジャー・トローヴ(12号)
- Mme.ピエール・オジェ(12号)
- Mme.アルフレッド・キャリエール(12号)
前回残したお三方の土替え作業を無事終えて、大きな冬仕事の一つは片付いた格好。*2 葉取り作業はできるときに少しずつ進めて居るので、何とか年内には終わらせたいな、と。