双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

粛々冬支度

|縷々|


日めくり暦を横から見たら、もうこんなに薄くなって居て、
そりゃあそうだ。だって、もう師走だものな。

気が気でなかった毎年恒例十一月の狂騒月間については、
それなりに忙しかったものの、幸い心得たお客さんが殆どだったから、*1
いつものよな白目にもならずに済み、良い意味で拍子抜けであった。
ほっと安堵して十一月を仕舞い、迎えた十二月。
小さなクリスマスの置物など控えめに飾る。

少しずつ動き出した日常が、再び足踏みを余儀なくされ、滞る。
深く溜息をつき、暫くして「えいっ!」と気を取り直す。
そうやってまた、粛々と日々が進む。
冬支度が始まる。

*1:勿論、中には案の定なのも居たけれど、ほんの数える程度だった。

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