双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

見付かりたくないのに

|雑記|


先日「ホビちゃんさー、先週の月曜日○○に居たでしょ!」と知り合いに云われた。その少し前には別のひとから「ホビちゃん、ひょっとしてこないだ△△に居なかった?」と云われた。こうしたことが”たまたま”では無く、結構な頻度で在る。何故だろう?と改めて考えてみた。考えてみたけれど、はて。さっぱり見当がつかない。
別段、派手な格好をして居る訳で無し。取り立てて容姿に特徴が在る訳でも、目立つよな挙動をして居る訳で無し。そもそもが、目立ちたいと云う意思など、微塵も無い。むしろ、ひっそりと紛れて見付からぬよに在りたい、と常に思う。*1
にも拘わらず、私はこんな風に頻繁に見付かってしまう。何故なのか。この疑問を先述のひとたちに訊ねてみたところ、曰く「そう云われると...あー何でだろう。兎に角パッと目に留まるんだよ!」それって、悪目立ちするってことか?変に浮いて居るとか?挙動不審とか?「いやいや、そう云うんじゃなくて、どうしてかは分からないんだけど...」
服装は至って地味。選ぶ色も地味。大声で話すでも無い。大袈裟に動くでも無い。他所へ出掛けたなら、極力目立たぬよに気配を消して歩く。それだのに何故なのか。
或るひとはこう云った。仮に二十人くらいの集団が在って、皆が同じ服装で居たとして(例えばジャージとか)、それでも恐らくホビちゃんはすぐ分かると思う。決して悪目立ちとかそう云うのでは無いし、ならばじゃあどうして?と聞かれても、答えられない。分からない、と。

しかしながら、是がフォルゴーレ号に乗って居るところを見られた、とすれば話は別で、後から「昨日、バイクで郵便局の辺り、走ってたでしょ」と云われても簡単に合点がゆく。フォルゴーレ号、それ自体が目立つからである。形態も珍しい部類だし、何しろ車体からして真っ赤なので、ちょこちょこ人目を引いてしまう。そうではなくて、私が単体で。しかもひっそりと人に紛れて居りながら、他に大勢の人が居るにも拘わらず、いとも容易に見付けられて、けれども特段、派手であったり悪目立ちして居たりと云うのでは無い。それが何とも解せないものなのだ。
見付けられる側も、見付けた側も理由が分からないと云うので、全くもやもやと不可解な話である。誰か、知って居たら教えてほしい(笑)。

*1:身長は小柄なので、むしろ人の中に紛れ易いくらいである。

<