双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

八月雑感

|雑記|


未だお盆も終わって居ないのに、空も風も既に秋の様相。
国を挙げての白々しい大狂騒が一先ずは去り、
その後で間も無しにやって来るのは、不気味な暗雲か。
何しろ、お盆には地獄の窯の蓋も開くのだ。
くわばら、くわばら。


新型某のワクチン接種券が昨日届いた。
案内のオンライン受付を確認してみたところ、
徒歩で五分も掛からぬ近所のクリニックで
実に、明日にも予約可能と在り「へ?」と拍子抜け。
昨日来て明日ってのもどうかと思い、来週の木曜にしたが、
呆気ないくらい、あっさりすんなり予約完了。
人口や規模の相違は勿論在るのだろうけれど、
大都市部の混乱や滞りとの落差に、複雑な思い。


人間という生き物の浅ましさ、身勝手さ、出来の悪さを
改めて嫌と云うほど思い知らされた、今年の夏。
宵風に流れる夏祭りのお囃子の音が聞かれなくなって、二回目の夏である。
またひとつ。季節が足早に遠のいてゆく。

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