双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

神出鬼没の謎の原因不明沙汰揃い踏み

|若旦那|


先日のお小水沙汰から一夜明けた本日月曜。早朝の厠に若旦那のものと思しき、猫砂の一塊を確認し、ほっと安堵。朝七時の御飯をもりもりと食べ、薬も上手に飲み、穏やかに休日の時間が過ぎていった。と、正午前。座布団で眠って居た若旦那が、突然におかしな声を出して、前のめりになったかと思いきや、ゲーゲー。半分消化された朝ご飯を全部、吐き戻してしまう。あらら、大丈夫かい?その後、水を飲んだ数分後に、再びの嘔吐。すわ、例の「ゲーゲー沙汰」が脳裏を過る。暫し様子を見るも、結局、計三回のゲーゲーから判断して、お医者へ行くこととした。フォルゴーレ号、出動!

出立前に電話をしておいたのと、ゲーゲー沙汰はもうお馴染みなこともあり(笑)、スムースに診察して貰えた。恐らくは、前日の治療のストレスかなぁー、と先生。ただし今回は、お小水とのダブル沙汰なので、念のため血液検査を行って、腎臓などの数値を調べましょう。又、軽度の脱水状態のため、皮下輸液もしておいた方が良いでしょう、とのこと。当の若旦那はと云うと、採血の際は案外大人しく、皮下輸液も始めこそ妙な顔をしたものの、是も実に大人しく済ませた。
血液検査の結果は、特に問題無し。懸念された腎臓の値は正常で、高めに出た血糖値と肝臓の値については、興奮やストレスによる一時的なもので、心配無いでしょう、と。最後に吐き気止めの注射を打って、明日からの飲み薬 (吐き気止めと胃薬) 二日分を出して貰った次第。


帰宅して玄関に猫背負子を下すと、何やらお小水的なにおいが、ほんのりむわーん…。ややっ、若旦那が粗相をしてしまったらしい(笑)。あらら、御免ねぇ。可哀そうに。たまたま診察を待つ患者(犬)たちが立て続けに重なって、輸液を終えてから会計を済ますまでに、半時程待ち時間が在ったため、恐らくは帰宅まで間に合わなかったのであろう。始末は後回しにして、先ずは御飯である。急いで夕飯を用意し「はいどうぞ、召し上がれ」ところが若旦那、茶碗を覗き込んでぺろりとひと舐めしただけで、後ずさりして座り込む。まぁ、昨日の今日だ。本調子ではないのだし、未だ食欲も戻らぬのであろうよ。と、忍びちゃんに目をやれば、え!?実に、忍びちゃんまでもが、御飯を食べずに座り込んで居るではないか!!うへぇー、こりゃいつぞやの「謎のハンスト沙汰」再び、なの??
「お小水沙汰」に「ゲーゲー沙汰」に「ハンスト沙汰」のオールスター揃い踏み、しかも全部「謎の」が付くヤツ、即ち原因不明。その上、若旦那は連日のお医者が余程に堪えたのか、半ばショック状態みたいになって、押し入れに引きこもり中。もう、一体何がどうなって居るのやら、姉さまはお手上げでござんすよ...。嗚呼。財布の (カードで支払ったけど) 遣り繰りを考えると、こっちが押し入れに引きこもりたいくらいである(笑)。

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