双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

秋の庭にて

|庭仕事|


今年の秋のバラは、コガネっ子の被害により諦めた。
とは云え、ぽつりぽつり。
頑張って蕾をつけたお嬢さん、花を咲かせたお嬢さんも在り、
概ね落葉も止まって、皆さん順調に回復して居る模様で安堵する。


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『トレジャートローヴ』に、たったひとつ残ったローズヒップ
春の開花時、忌々しきバラゾウムシの被害を集中的に引き受けて、
あれだけ咲いた花の殆どが花首から落ちてしまったため、結実に至らず。
そんな訳で、愉しみだったヒップを鑑賞することができないのだが、
辛うじてひとつだけ残った花がいつの間にか実を付けて、
健気にぷっくりと、橙色に色付いてくれたのであった。
お嬢さん、有難うね。


秋の庭では、サルビア・レウカンサやブッドレアなど。
背を伸ばした青や紫の花穂が、風の中でたおやかに揺らいで居る。
今年は早々からあれやこれや、山在り谷在り。
起伏の大きな年となって、是からも何が在るかは知れないけれど、
こうして秋の庭に立てば、すうと平らで穏やかな心持ちとなる。
深く息を吸い込んでから、空を見る。

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