双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

遥々気の遠のく

|日々|


これだけ国中が戦々恐々する中へ在って、
どうだ。この辺りの人々の、この緊張感の希薄さは。
マスクも着けずに付近をフラフラするオヤジ。
子連れで買い物帰りの母親らは、超近距離井戸端でガハハ。
更には、県内他市から来たと思しき、暢気過ぎる一見客が、
休業の貼り紙を見て、大層不満気に車を引き返してゆく。

はぁ~、やれやれ。
長い溜息の後、遥々と気が遠くなるばかり。
お上がどうのこうのと云うが、結局は個人の問題であって、
やる、やらぬを、人の所為にしてはいけない。
自分がやるか、やらぬか。只それだけのことだ。

こんなんじゃ、おちおち外も歩けやしない。
出先での、無防備無頓着の輩がおっかないので(笑)、
今日も抽斗の中身を片っ端から片付けて、掃除三昧である。

つくづく感心するのは、有事であろうがなかろうが、
実に規則正しく己の習慣を守る、猫と云うものよ。


|音|

Tiddlywinks

Tiddlywinks

  • アーティスト:NRBQ
  • 発売日: 1990/01/17
  • メディア: CD

Qを聴きながらの掃除は、はかどったり手が止まったり。
こんな平和な気分が、いつもの気分だったならな。

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