双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

モヤモヤ調査局 任務終了

|雑記|


"始まりの猫" ゴッドママの不妊手術と云う、最後にして最大のミッションが無事終了*1。このモヤモヤ案件もようやっと終いである。いやはや。しんどくて長い長いひと月半だったなぁ…。
案の定、ゴッドママは妊娠して居り、もう待った無しの状態であった。実にこのタイミングで手術を受けられて良かったと思う。堕胎は悲しいことだけれど、是がもし生まれてしまって居たなら、今度こそ確実に多頭崩壊一直線だったろうから。夕刻、ゴッドママを返しに一家を訪ねると、丁度お祖母ちゃんが来て居た。恐らくは、娘である奥さんから手術のことを聞いて居たのかも知れない。やはり妊娠してました、と告げるや「ああ、良かった~」お祖母ちゃんは、余程にほっとしたのだろ。「本当は良かったって云っちゃダメなんだろうけどねぇ。可哀そうだけどねぇ」そう云って、床へぺたりと膝をついた。
術後の養生などについて一通り説明し、それでは…と帰ろうとしたところ、奥さんが財布を取り出して手術の代金を支払うと云う。数日前に話した折には、末息子が新入学で今月は色々と入用とのことだったので、私が一時立て替え、翌月支払いとすることでまとまったのだが、奥さんは一万円を差し出し「大丈夫です。お釣りは取って置いて下さい。少しですけど…」 この人、やろうと思えば、ちゃんとこう云う気遣いのできる人なのか。一寸でも疑ったりして悪かったかな。折角の気持ちである。快く頂いて帰って来た。


このひと月半程の間に、野良ファミリーのママ猫の不妊手術を済ませ、何とかかんとかチビたちは皆引き取られ*2、最後に”始まりの猫”であるゴッドママ猫の不妊手術を終えて、全ての任務が無事終了したこととなる。やれやれ。自分よ、どうもお疲れさん(笑)。
さて。私が今回の案件に関わると決めたとき、しかと肝に銘じたことが在る。それは、己のキャパシティの範囲内で、できることだけをする。範囲を超えてまで、できぬことまで無理して背負い込まない。感情に流されず冷静に。一見、至極当たり前のよに思えるけれど、この手の案件と云うのは、実際に関わり始めると、とかく感情的になりがちで、目一杯のところへ更に背負い込んでしまう人が少なくない気がする。ミイラ取りがミイラになってしまっては本末転倒。それだけに尚のこと、冷静さ (時には冷徹さも) が必要なのだ。
私が一家からどう思われて居るのかは、正直なところ分からない。別段、どう思われたところで構わないけれど、恐らくは、こんな面倒をわざわざ買って出るなんて相当奇特な人だ、と思われて居るのは確かだろう。一家を疎ましく見る”善良な”ご近所さん方 (見ざる聞かざるを決め込み、しかしながら陰で好き勝手云うだけの、早い話がずるい人たち)にしたって、自分たちが関わりたくない厄介事を丸ごと引き受けてくれる私の存在は「大変よねぇ。助かるわー」とは口にしなががらも、物好きだとか奇特だとかと映って居るに相違なかろう。何々、構わぬさ。奇特上等(笑)。ずるいとか卑怯とか思われるよりかは、ずっと良いもの。

*1:片道約一時間を朝と夕、一日に二往復してくれた父に感謝。

*2:実は一匹だけ行方知れずとなったチビキジが居たのだが、チビ猫が家族の元を一匹だけで離れることは先ず無いので、ここの猫らの境遇を以前より気に掛けて居た人たち。つまり、借家前の農道 (この近辺の人たちしか使わない) を通り道として居る年配の女性らのいずれかが、恐らくは、一匹だけなら助けてあげられる、と家へそっと連れ帰ったのでは?と考えて居る。

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