双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

モルダー、あなた疲れてるのよ。

|戯言|


■散髪に行き、前回がいつ頃だったか思い起こせぬ程の久方ぶりに、ベリーショートとなった。ベリーショート、即ち、とても短い。非常に短い。大いに短い。美容師さんは”セシルカット”と云って居られたが、小生の何処をどうしたところで、セシルの微塵も在る筈が無し。草臥れた”イガ栗”、或いは”タワシ”辺りがせいぜいである。


■店の窓に遮熱フィルムを貼った。全部で十窓分。勿論、今回も自前作業である。通常であればそのまま貼れるのであるが、当方の二種類在る窓のいずれもが規格サイズでは無いため、いちいちカッターナイフでもって裁断せねばならず、しかも半分は上げ下げ式、もう半分ははめ殺し、と其々寸法が異なり、何だかんだと手間である。面倒な裁断が済めば、後はひたすら貼るのみ。霧吹きでしゅっしゅと水をかけ、剥離したフィルムを丁寧にスクィージィできゅっきゅ。結構な作業量を只黙々とこなし、全てを終えたら、何だか柄本明のよな面相になって居た。どっと疲れた。


■どうして疲れてしまうのかと云うと、結局は、自分でやってしまうからである。大概は自分でできなければ、お金を払うなどして誰かに依頼するけれども、なまじ「自分でもできるかも」などと安易に考えて手を出し、結果として、毎回それで何とかなってしまって居るから、いけないのだ。もしくは、貧乏性。馬鹿である。

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