双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

餅屋のペットゲート

|モノ|


拙宅の玄関ドアの内側には、猫らがひょいっと飛び出さぬために、プラダンで適当に拵えた飛び出し防止柵が在る。腰の高さ程のプラダンの片側へリングを通し、是をドア枠にねじ込んだヒートンと連結させただけの、極めて簡易な作りなのだけれども、是が実に、簡易と呼ぶのすら憚られるよな、全く何の工夫も無いお粗末な代物なのであり、その内に何かしっかりとしたものを拵えよう、と考えては居たものの、考えて居るままに時は経ち、有耶無耶となる中、日々の摩擦やら負荷やら。更には若旦那のガジガジも加わって、見るも無残。ボロボロのヘロヘロとなり果てた。まったくもって、惨めな様である。
「むむ。DIYも結構だけれど、こう毎度毎度となるとさすがに疲れるし、それに餅屋は餅屋とも云うよに、世の中にはちゃあんと、こうした対策のための便利グッズを製作して居る会社が在って、しかも自ら拵えるよか、見目も機能も明らかに優れて居り、又、便利で使い易く出来て居るものなのだ。と云うか、寸法とか測って材料揃えて、一から色々考えて拵えるのは正直しんどいって云うか、ロック機能だとかバネだとか強度だとか、色々と構造の複雑なものは、素人のDIYの範疇外って云うか、今回は勘弁して欲しいものだなぁ、などと思ったりするのはいけないだろか。否、たまにはサボっても良いじゃないか!」 
と、かくして私はDIYをサボることを自らに許し、既製品のペットゲートとやらを注文したのであった。*1


して、無事設置完了。

取り付け場所の幅が、ゲートの最低設置幅(72cm)ギリギリだったため、些か不安が過ったものの、何ら問題無くしっかり納まって、良かった良かった。しかしまぁ、出入りが実にスムース!実に快適!今までの惨めプラダンとは比較にすらならない(笑)。片手で軽々と操作できるし、スチールだけあって頑丈。二匹一緒に寄り掛かっても、びくともしないヨ(笑)。
尚、柵の間隔は5〜6cm程度なので、坊っちゃんらの図体では通り抜けできぬだろうが、とは云え、そのままではやはり無防備と云うか、ちいと心許無い気がしたので、取り外したプラダンを目隠しとして再利用してみた次第。安全第一。見た目は諦める(笑)。



|若旦那| |忍び|


一方、おめかし男子倶楽部は暢気倶楽部。
作業中も「良きに計らえ」とばかりに、高みの見物なのである。

おニューのネッカチーフは、忍びちゃんがピンクの小花柄で、若旦那がペパーミントグリンにタマゴ色の水玉柄。そうやって何食わぬ顔してらっしゃるが、主は諸君の暮らし向上のため、ああだこうだ、日々様々にせっせと考えを巡らせて居るのだヨ...。

*1:運良くセール期間に重なり、四千八百円程で購入できた。

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