双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

桜ばかりが花じゃなし

|雑記|


あわあわと。ばたばたと。
何故だか慌しいく続いた一週間を、
早瀬に流されるよにして終えると、
すっかり間の抜けた普通の火曜日で、
しかしながら、ようやっと地に足が着く。
人々の口々に、何処其処の桜がどうの、
今年の桜の開花がどうのと、まるで春の花が
桜だけかのよな云い様ばかりだけれども、
ホトケノザオオイヌノフグリ
田んぼの畦や畑の土手などに、
彼らのひっそりと春を告げて居る姿は、
しみじみとして、実に心和むものである。
何にしろ、小さきものは良い。

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