双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

退屈と冬眠

|雑記|


セーターから間を置かずにカーディガンを二枚も編めば、
さすがに疲れて当然か。左手の親指の付け根の辺りへ
どうやら軽い腱鞘炎を起こしたのらしく、完成間近の
母用カーディガンは、左袖を残して暫しお休みである。


日々は大きな変化を連れて来るでもなく、
只々、平坦に。平らに、坦々と過ぎて居る。
他の誰かにとってはひどく単調であろう、
或いは、耐え難いかも知れない、
同じよな一日を七度繰り返して一週間を終え、
そうして又、次の一週間を迎え、送る。


私は今、退屈なのだろか。嗚呼、きっと退屈だ。
何かが始まったり、何かを見付けたり、
それがどんなでいつなのかなんて分からぬし、
きっとそれまでは、退屈なのであろうと思う。
けれど今は自ら動かず、気配を感じ、機を待とう。
丁度良いさ。冬眠みたいなものだ。

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