双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

健やか園芸倶楽部

|庭仕事|


■先日購入した清水園芸店の『キトサン溶液』は、バラの無農薬栽培を実践する人たちの間では有名な園芸資材である。カニガラのキトサンと酢酸からなる成分が、土中の善玉菌(放線菌)や微生物を増やし、又、株に散布することで植物自身が強く育ち、病虫害に負けない力を持つよになる優れもの*1。殺菌作用や病気の抑制作用も在り、灌水と葉面散布とを定期的に行なうことで、徐々にではあっても、しかしながら確実に効果が出て来るとのことで、園芸雑誌の無農薬バラ栽培関連記事でもその名がしばしば登場し、ずっと気になって居たのだ。
価格は1Lサイズが\2,990(税込み、送料込み)。数字だけなら一見お高いよにも思えるが、何せ是一本でバラ十株を一年間賄うのに十分な量なので、お高いどころか、実に良心的な価格であろう。ただし、使用期限が一年間。せいぜい五・六株程度の拙宅では恐らく使い切れぬため、Aちゃんと半分ずつ分けることとした。是なら一年以内に使い切れる上、費用も半額である(笑)。


■近所の小さな園芸店で押してくれるポイントカードが一杯になり、好きな景品と交換できると云うので、色々と見せて貰ったらば、その中に『菌の黒汁』を発見。希釈タイプのものでは無く、既に希釈済みの紙パック入り1Lの品であったが、まさか景品交換で是に出会えるとは。迷うこと無く「是にします!」と頂いて帰って来た。この『菌の黒汁』(原料は水、牛糞、光合成細菌)も又、無農薬栽培の頼もしい味方で、放線菌などの善玉菌を増やして土を健康にし、植物を病害虫に強く育てる園芸資材として知られて居る。持ち帰った傍から、早速夕刻の灌水に惜しげ無く、ドバドバと使わせて貰った。さあさ皆、元気に健やかに育てよ。


■品種不明のHTローズ、通称『マダム・S』であるが、コガネムシの幼虫に根をやられてしまった。どうりで株元がぐらついて居た訳だ。雨が直接当たる場所故、黒星病も出易い御老体...もとい御婦人なので、思い切って掘り上げて鉢に移した。本来なら、こうした作業は休眠期にするべきなのであろうが、あのままの環境ではいずれ駄目になってしまうだろうし、背に腹は替えられぬと云うので、枝も短く切り詰めて、ゆっくり養生して貰おう、と。適切な看護をし、後はバラ自身の力に任せたい。今まで強健に頑張ってくれた株だ。復活してくれれば良いのだけれど。

*1:是にニームオイルをプラスして使用すると、更に効果的。

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