双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

A fool in May

|日々|


歯医者へ定期健診に出掛け、歯石取りなどするも、
歯だの歯茎の間だのをガリガリと弄繰り回され、
血だらけになって、挙句、すっきりしたのと、
じくじくとした鈍い違和感とが口の中で一緒くた。
気付けば、口をすぼめたり、引き結んだりして、
すっかり阿呆のよな、間抜けの顔をして居た。
暫く経って鈍痒さが静まってくると、今度は
うすうすと、歯が浮いたよな妙な塩梅となって、
人心地付こうと、紅茶を淹れてひと口含めば、
何やら、えぐい。すっきりするのも考えものだな。
夜は夜で、夜具を薄物と換えた途端に、この薄ら寒さ。
折角換えたのを、再び元に戻すのも馬鹿らしく、
仕方が無いので、猫らを布団へ入れて凌いで居る。

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