双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

緑色の季節

|日々|


カーテンや猫布団は季節のものと替えたけれど、
夜具は未だネル生地のままで、すっきりとしない。
今週末辺りには、薄物に替えられるだろか。
今日の午後、襤褸ソファーが回収された。
さよなら。そして長い間、有難う。
遠ざかるトラックの荷台を、静かに見送った。
窓から入る風が、五月の匂いを運んでくる。
僅かに潤った、緑色した、心地の良い匂い。
ペパーミントのお茶を飲んだ。

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