双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

仕合せの尺度

|縷々|

何をもって仕合せと云えるのか?は人其々だが、
私の場合なら、食う寝るに困らず、つましくとも
程々穏便に暮らせれば、それを仕合せと云っても
良いのじゃなかろかな、などと想って居る。
勿論、人間なんて欲をかけば切りが無いから、
何処で良しとするかは、その人次第であろう。


近頃、身辺に目立つ女性たち。
こう在るべきだとか、こう在らねばならぬだとか。
実際の、本来の姿よりも、己を良く見せよう、
大きく見せようと背伸びして、無理をして。
信じるものをころころと変え、過去を否定し。
その度毎に、己を見失っては
迷走を繰り返して居ることに気付かず、
是が自然な私自身だ、と妄信し。
そんな彼女らの、痛々しい姿を見るにつけ、想う。
「否々。自分なんて、こんなもんですヨ...」と
己の器を知り、それに相応しい身の丈を知ったら、
仕合せなんて、案外身近に在るものなのにな。
それとも、単に小生がちっこい人間なのだろか...(笑)。

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