双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

ネコ目ネコ科 其の四

|手仕事|


ネコ属云々イエネコ装身具製作も、ちょいと暫く一休みするかな...などと思って居ったらば、ここのところ立て続けに引き取られて行っため、一旦下ろしかけた腰を上げて、もう一踏ん張りじゃ。


+++


”三毛娘”と”白茶ブチ親分”。

【左】ちいとあどけなさの残る顔立ちの三毛娘は、姐さんと呼ぶには未だ未だの齢若い娘っこ、と云ったところでしょうか。恐らくは、ちゃきちゃきしたお転婆さんかな。お三味線や小唄の修行を積んで、是非とも素敵な三毛姐さんになって欲しいものです。
【右】白茶ブチ親分は、今まで拵えた下膨れ中、最もでっぷりと立派な下膨れ(笑)。当初はシャムっぽい柄を考えて居たので、青い目を入れたものの、作業の進むに連れて、やっぱり何か違うなぁ...と悩んだ末、結局は茶色のブチに。贔屓目でちょいと男前?


”サバ白君”と”舌出しキジ君”。

【左】未だ幼い感じのサバ白君ですが、何れは立派な下膨れの仲間入りをするであろう、下膨れ予備軍かと思われ...。目の形をまん丸い団栗眼にすると云うと、好奇心旺盛な坊ちゃん風情となる気が致します。
【右】ペロリと舌を出したキジ君。出来上がった後、一寸つまらないかなぁ...とほんの思い付きで舌を拵え、是をくっ付けてみましたところ、途端にお茶目さが加わって表情が変わりましたヨ。小細工大正解(笑)。


”シャム姐さん”と”白茶ブチどん”。

【左】見るからに気の強そなシャム柄の姐さん。案の定、濃淡のグラデーションを出すのに難儀しましたが、何とか塩梅良く仕上がったでしょうか。おでこから鼻筋に、濃い茶でうっすら縞が入って居ます。
【右】腫れぼったい瞼のブチどんは、お人好しでボーっとした感じが出せたかな、と。小細工で舌をぺろっとさせても良かったのですが、あんまり間抜け過ぎても気の毒なので(笑)今回は止しました。

<