双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

十二月随想

|日々|

ただ、とつとつと日々を送りながら、
はたと気付けば、十二月も半ばを過ぎた。
まったく早いこと、早いこと。
準備しておいた年賀状を刷り、
宛名を書いて、ご挨拶を添え、
買い物がてら、郵便ポストへ投函を済ませた。


相変わらず巷の師走らしさは、薄い。
いつもなら躍起な筈のクリスマス商戦ですら、
何処か白々しくて、やる気の無い、
極めて適当な感じが漂って居る。
師走が師走らしさを失ってゆく様は、
年毎にひどくなるよな気がするけれど、
一体、いつからこんな風になったかなぁ。
などと、ぼんやり想う。

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