双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

老粗布の長袖功夫着

|太極拳| |モノ|


少し前のエントリに触れた、長袖の功夫着上下。そもそものきっかけは、普段着用の中国服の上着を探して居て、偶然に辿り着いた中国服専門店で、こちらは既製品と誂えの婦人服が主体の店なのだけれども、紳士服(既製品のみ)も取り扱って居り、その中に件の功夫着を見付けた、と云う訳である。
素材は”老粗布”なる中国の伝統的な厚手の木綿生地。山東省に古来から伝わる染色方法を用いた、上下同色のセットだが、上下別色も可能とのこと。ううむ、どうしよう。厚手の長袖功夫着、一着は欲しいよなぁ。だったら、やっぱり白に黒だよなぁ...。と、当初予定して居た上着*1を差し置いて「えいっ!」と注文。生憎の在庫切れであったため、本国より取り寄せにつき、二週間弱程の日数を経て、本日手元に到着したのであったよ。


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着用予想図(笑)。


以前に別の店舗で買い求めた誂え半袖功夫着()は、夏用の涼しげな亜麻生地ですが、こちらは厚みの在る木綿の老粗布*2。しっかり堅牢な生地の塩梅と云い、着心地と云い、是が実に宜しいのです。何でも、洗い込み、着込む程に風合いが増すのだそうで。そして驚いたのが、縫製の丁寧さ(笑)。中国製なので過剰な期待はして居りませんでしたが、複雑な前立ての仕上がりも細部まで丁寧だし、何と云っても、縫い代の処理(上着、ズボン共に)を全て”折り伏せ縫い”*3で仕上げてあるのですヨ!日本製でもロックミシン処理が主流の昨今、是は素晴らしいな、と。
因みに、サイズは紳士用で一番小さいM寸ですが、がぼっとしたのが好みの小生には、このくらい大きめで丁度。手持ちの紺色功夫着は木綿でも結構薄手(中国雑貨の店で買った安物だから、まぁ仕方無い...)なので、寒い冬場は是を着て練習に励むのダ!

*1:功夫着と同様に素材は老粗布。こちらは後程、改めて買い求めるとしましょうかね(笑)。色は濃紺が良いかなぁ。

*2:薄手のキャンバス地にも似た感じの生地でした。

*3:仕上がりがきれいで強度も増す方法ですが、結構面倒なので、私は余程の場合以外は滅多にしません(笑)。

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