双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

小屋づくり:追補編 其の四

|小屋仕事|


暇を見て、ちまちま進めて居る小屋の内装作業も、床へクッションフロア材を敷くまでに至った。クッションフロアは、弟が何処かの現場の余りを貰って来たもので、是を専用の両面テープでもって、パネコートを貼った床の下地に接着するのである。
ところが、いざ届けられた現物を見たら、作業場の倉庫に数ヶ月も折畳まれた状態で保管されて居たため、しっかりと立派な折り跡が...。ううむ、やるだけやってみるか。作業開始*1


先ずは、下地となるパネコートの四方にぐるり。そして縦方向にも、25cm程の間隔でもって両面テープを貼り、その上へクッションフロアを仮置きする。半端のフロア材は幅180cmの長さ約2mが二枚。床の寸法に合わせて、幅を予めおおまかにカットしておいた。仮置きが済んだら、余分は端に合わせて、当て木を添えながら慎重にカッターで切り落とし、いよいよテープを剥離。二枚の床材を5cm程重ねた継ぎ目の部分だけ残して、しっかり接着してゆく。接着した床材は、上から雑巾掛けの要領で満遍無く圧をかけ、最後に継ぎ目部分の重なりを二枚一緒にカットして接着、整える。四隅をぴたりと施工するのに難儀しながら、何とかかんとか床材作業が完了したものの、案の定、件の立派な折り跡だけは、くっきり残ってどうにもならず、其処だけ接着が浮き気味に...。又、継ぎ目も柄のラインが若干ズレてしまったのであった。まぁ、仕方無いな(笑)。
尚、余った材料を遣り繰りして、整理棚を一本拵えてみた次第。


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床材を敷き終えて、モノも続々搬入中だヨ!の図。

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床にクッションフロア材を敷き終え、整理棚を拵え、後は材料の到着を待って、西側の壁面に棚板を取り付けるだけとなりました。どうもクッションフロアと聞くと、貧乏臭いよな気がしてしまう訳ですが(笑)、仮に是が何だか分からぬ、コッテリしたモザイク柄か何かだったりしたら、即却下でしたけれど、辛うじてフローリング柄と云うので、已む無く妥協しました(笑)。勿論、木の床板が最善とは云え、作業で汚れても水気をこぼしてしまっても、掃除や手入れが楽なことを考えると、小屋使いにはこちらで良いのかな、と想います。
工具やら、山道具やら、身の回りの品やら。ガランとして居た小屋内へ、こうして徐々にモノが入り出すと、何だか愉しくなって参りますなぁ。


残念な仕上がりのクッションフロア。
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しかしまぁ、折り跡くっきりでがっかり、仕上がりも酷いもんです(笑)。継ぎ目の部分に至っては、微妙にズレてしまいましたヨ...。でも、上に敷物を敷くと云う手も在りますし、その内に余裕が出来たら、杉板などに貼り換えることもできますのでね。気にしない、気にしない!と是以上、深くは考えずにおきましょう...。


整理棚。
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カウンタテーブルの隣のスペエスに、ぴったり納まる整理棚を拵えました。余って居たツーバイ材と杉板とで枠を組み、パネコートの端材を棚板にしたもので、棚は三段在ります。何しろ在り合わせの材料なので、格好は二の次ですが(笑)、実用性と強度は十分です。それと、やはり余った杉板とコンパネの端材で、棚に納まる大きさの木箱も幾つか。色々と細かいものを収納できます。この手の木箱は何かと便利故、端材の消費も兼ねて、もう幾つか拵えましょうかね。


入り口の上部には......
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押入れにおける天袋、若しくは、小屋裏的収納スペエスも確保。杉板を横に渡し、端材を当てがって固定しただけの、至極単純なつくりですけれど、ブルーシートや余った養生シートなど、がさばる大物の置き場に困って居たので、ここへ納まってすっきりしました。又、長さの在る杉板や垂木などの余り材もここへ乗せました。勿論、そのままでは落ちてしまいますので、パネコートの端材を適当に渡して、受けにしてあります。(因みに、こちらは固定せず)


一寸ずつモノを運び込んで居ります。
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日当たりの良い窓辺に座って、のんびりお茶を*2。不精にかまけて汚れ放題な山靴のお手入れも、ここでしましょうかね。

*1:本来なら、ローラーだのヘラだのコーナーカッターだのと、専用の道具を使うべきなのだろうが、只是だけのために揃えるのも馬鹿らしいので、手持ちの道具などを上手く使って間に合わせた次第。

*2:椅子の高さとの兼ね合いから、カウンタテーブルの脚を当初より3cm程短くカット。

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