双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

功夫着効果

|太極拳|


新調した半袖功夫着を着て、九月最初の太極拳。全員がジャージ+Tシャツの中で、案の定、一人だけ浮きつつも*1、コスプレじゃないんだぜ、と平常心で準備運動。温度差と云う程、大袈裟なものではないのだけれども、やはり、初心者中高年生徒さんの多くが「太極拳=気軽な健康体操」的意識なのらしく、先生の熱心な指導が伝わらぬことも、しばしば在ったりする(笑)。
それにしても、この功夫着。実に動き易く、実に快適である。今までは、叔母から貰った七分丈のトレーニング用ズボンを穿いて居たのだが、膝を曲げて重心を前にかける際など、どうしても腿や膝の辺りが突っ張って、太極拳には向かないなぁ、と感じて居たのだけれど、さすがに武術用のものは違う。動きを妨げることが無く、体が楽に動かせるのだ。
さて。先月の最後の教室から二週間ぶりとなった本日は、初心者組に二名の欠席が在っため、予定して居た四式の練習は一先ずお預け。足運びや姿勢、重心などの基礎練習と、三式までの套路を繰り返しみっちりと仕込まれ、途中からは、先生による一人一人の個別指導が行われた。恐らくは、馬子にも衣装効果、なのだろか。「ホビ野さん、すごく良くなった。重心移動がしっかりできて、姿勢が安定してるよ」と先生。
自分でも可笑しいのだが、功夫着で練習すると云うと、いつもよか数割増しで、気持ちがぴしっと引き締まって、心が平らになり、套路がスムースに繋がる気がする。うん。やはり馬子にも衣装、なのであろうな(笑)。しかし何より、太極拳が自分に合って居るのだ、と想う。

*1:先生は「ホビ野さん、良いのを買いましたねえ!」と仰るも、生徒の皆さんは「ホビ野さんは若いから良いけど、私は恥ずかしくて着られないわー」 ”恥ずかしくて”って...(笑)。でも「何だか、それ着てると上手に見える」とも云われた(笑)。

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