双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

小屋づくり 其の十八

|小屋仕事|


作業休止からほぼ二ヶ月。小屋仕事、本格再開と相成り候。


【日曜日】
外壁の下地に貼ってあった防水紙。貰い物の数種類を取り混ぜて使った訳だが、その内の薄手のシートの一部が、数ヶ月の雨ざらしによって劣化してしまったらしく、遂に防水機能を失いつつあることが、連日の雨続きで判明。北側の面積の少ない部分であったため、小雨降る中、余ったアスファルトルーフィング材を上から貼って補修した。さすがに厚手のシートの方は、何らの問題も無し。


【月曜日】
天気予報は曇り、とのことであるが、山の彼方には怪しい暗雲が...。しかし、これ以上先延ばしにも出来ぬので、雨続きで手を付けられずに居た外壁貼りの作業に、いよいよ着手する*1。窓の無い、店の外壁と接する西側の大きな面から取り掛かりたいところだが、入り口のある北側は、最も雨の当たりが激しいので心配だし、面積も少ないので、手慣らし兼ねてこちらから始めることとした。外壁の杉板は幅170mmの厚さ12mm、長さ4mのものをカットして使う。


前もって取り付けておいたスターター材の上へ、所謂”下見張り”と云う方法で、下から順に杉板を重ねて貼ってゆく。端材で板貼り用の冶具を拵えておいたので、重ね代の25mmをいちいち測らずとも一発で決まるし、水平もばっちりである。ビスは板と板の重なった所へ。開口部左右にこの作業をを繰り返し、ドア枠の上部まできたら、今度は横幅1500mmの板の中央をドア枠に合わせて、現物合わせで切り欠きを入れたものを貼る。その後に続く板には、屋根の勾配に合わせ斜めに角度を付けてカット。是を三枚貼ったところで、北側の外壁が貼り終わった。
十一時半から始めて、午後四時には本日の作業を終了した訳だけれども、途中で知り合いの小母ちゃんに声を掛けられたのが、いけなかった(笑)。この小母ちゃんときたら滅法の話好きだもので、娘の大学の話やらテニスの話やら...。懸念して居た小雨がパラつき出し、早く丸鋸のカット作業を終わらせたかったのに、立ち話で三十分も中断を余儀なくされてしまったヨ。是が無かったら、恐らくは西側にも少し貼れたのになぁ、と...。明日からは又数日雨が続くらしいので、作業は週末まで待機かな。


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北側の外壁が貼り終わったヨ!の図。


小雨やら小母ちゃんやら、途中で思わぬ災難(?)に見舞われたものの(笑)、冶具のおかげで順調に作業を進めることができ、一先ず、こんな感じで北側の外壁は何とか貼り終えました。上の方の角度を付ける部分は、コンパネなどと違って板幅の無い分、丸鋸で切るのに少々難儀したもので、隙間が在ったり、ギザギザだったりして汚いのですが、ここには後から化粧板を被せてしまうので、あまり気にしないことにします(笑)。


便利な冶具。

【左】端材で板貼り用の冶具を二つ拵えておきました。板と板の重ね代を予め考慮してあるので、板を貼る際の余計な手間が省ける、と云う優れモノです。短い板なら一つで足りますが、長材を貼る際には二つ使って、其々を適当な場所へビスで仮止めし、その上へ板を乗せると両手が空くため、従って板を手で支える必要が無くなり、一人でも作業できる訳です。是、最初に考えた人は偉いね!
【右】こうやって使います、の図。冶具の下の部分を、前に貼った杉板の端に引っ掛け、その上に次の板を乗っけると、あらまぁ。重ね代がちゃんと取れて、次々と貼り進められる、と云う訳です。


おまけ。残念な防水紙。

数ヶ月の放置の結果、薄手の防水紙が一部劣化してしまったため、余ったアスファルトルーフィングを上から貼ったところ、こんな残念な感じに...(笑)。まぁ、外壁を貼ってしまえば、どのみち見えなくなりますので、ね。

*1:ブルーシートで覆って居たにも拘わらず、積んであった外壁材に雨水が...。この忌々しい雨ったら。

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