双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

小屋づくり 其の十四

|小屋仕事|


今朝、部屋で掃除機をかけて居たら、外から「おーい!」と父の声。窓を開けて見下ろせば、実に何と。梯子を拵えて持って来てくれたのであった。「材料は足りてんのか?」「大丈夫、ちゃんと在るよ」 じゃあ、と軽トラから梯子を降ろすや、すぐに何処かへ行ってしまった。折角だから来たついでに、一寸手伝って欲しい箇所が在ったのだけれど...(笑)。まぁ良いか。梯子が在れば、是からの屋根作業が俄然やり易くなろう。残りの掃除を済ませてから、腹ごしらえして、いざ作業開始。腰袋を付け、道具類を抱え、早速に梯子をとんとんと、前回貼った野地板の上へ。いやはや、是は何とも楽であるなぁ。父に感謝。


さて。先ずは、板類の隙間をコーキング材で埋める作業から取り掛かる。ぐるっと一周し、野地板と鼻かくしの目立つ隙間には、バックアップ材をぎゅっと捻じ込み、その上から充填。それから野地板と野地板の間。破風板などのビス留めでへこんだ部分にもコーキングし、表面はヘラできれいに整えた。忘れた箇所が無いか一通り確認した後、一旦屋根から下りて、コーキング材が粗方乾くまでの間に、続く作業の下準備など。アスファルトルーフィングを寸法に合わせて切って二つに分け、インパクトドライバの予備バッテリを充電し、上から取り易いよに瓦桟を並べて立てかけておく。そして、麦茶と小菓子で水分及び栄養補給。今日は日焼け止め必須、久々の梅雨の晴れ間である。
コーキングの塩梅を確かめた後、ルーフィング材を水下側から水上側へ向かって貼ってゆく。端と隅を合わせたら、タッカーでひたすらバチンバチン。一列目と二列目との重ね代は凡そ10cm程取れば良い、とのことなのだけれども、野地板の縦寸法1600mmにそのまま貼ると余分が出てしまい、しかし切るのも面倒なので、そのまま切らずに二列目を貼ってしまうこととした。重ね代は30cm程となったが、まぁ、多い分には問題あるまい(笑)。ルーフィングを貼り終えたら、次は30mmx40mmの瓦桟を五本取り付ける。垂木の位置と瓦桟の取り付け位置とを印付けした後、引っ張り上げた桟木を並べて、垂木の入って居る位置へ水下側から順にビス留めし、ようやっと屋根の下地が整ったところで、本日の作業は無事終了。


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屋根の下地が終わったヨ!の図。

(左が水上側 右が水下側)
周りに破風板、鼻かくし板、棟板が付き、垂木に野地板が乗り、防水のアスファルトルーフィングに瓦桟、と是で屋根材を葺く下地がほぼ整いました。途中、小さなミスは幾つか在ったのですが、何とか形になって一安心。破風板、鼻かくし板、棟板には後程、白の油性塗料を塗装する予定です。


父お手製梯子。

実家の作業場に無ければ、叔父の所から借りるようだなぁ、と考えて居た梯子ですが、父が在り合せの材料でちゃちゃっと拵えて来てくれましたヨ。長さも丁度で使い易く、お陰で屋根作業が非常に楽です*1。有難う御座いました...。


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天井が塞がった小屋の中。ここへドアが入れば、だいぶ小屋らしくなるのじゃないかしら。内装の方は全くの未定なのですが、外装が全て終わった後で、追々ゆっくりと進めてゆくつもりで居ります。





内側?否、外側。否、やっぱり内側じゃないか...と、結局は外側から内側へ付け直したひねり金物。取り付けの際の塩梅など、最初にしっかり確認しておけば、二度手間とならずに済んだのにねぇ(笑)。

*1:ちなみに梯子が来る前は、脚立とサッシ窓枠と店の庇を遣り繰りしての上り下り。その珍妙な姿は、とても人に見せられたものじゃありません(笑)。

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