双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

日曜日の溜息

|日々|

生憎の雨模様にも拘わらず、
何故だか怒涛の如き日曜日。
不躾が入れ替わり立ち代り紛れ込む、
こう云う日曜日は、ひどく苦手だ。
いつも来て下さるご贔屓さんらに恐縮しながら、
早くこの怒涛の去ってくれることを祈りながら、
ふと、窓の外へ雨降りの空を眺めやる。
一寸だけ溜息ついて、大きく深呼吸する。
こんな天気の日曜日に相応しいのは、
気だるさ交じりのやさしい時間と
雨粒を纏った紫陽花のよな静けさ。

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