双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

小屋づくり 其の三

|小屋仕事|


本日も朝から父出勤。昨日組み付けた床枠に、根太の補強を入れて、仕上げにコンパネを張る、と云う作業で床構造もいよいよ最終日である。
先ずは、出勤前に調達して来て貰ったL字金物を、コーナー四箇所にビス留め。どうやら本来は筋交い用の金物らしいが、形状もぴったりだし強度も十分で問題無い。それが終わったら、基礎ブロックの在る位置に大引きを刻んで入れ、その他の位置には、根太に受けの端材を打ち付けて、そこへ角材を入れる。勿論今回も、事前に防腐ソートを塗る猶予が無く、よって取り付けながらの慌しい塗布となった(笑)。


防腐ソートが粗方乾くのを、父には店内で休憩して貰って待ち、休憩後、いよいよ予め寸法に合わせてカットしてあったコンパネを張る作業に取り掛かる。使用するコンパネは通常の構造用合板では無く、基礎工事の型枠などに使われる、黄色の防水コンパネとした。黄色いウレタン塗装の施してある面を下にすれば、防腐ソートを塗る手間が省けるか、と考えてのことなのだけれども、如何せん、この防水コンパネの規格は900x1800である。通常のコンパネは910x1820だから、この小屋の場合*1であれば、長い方を1500にカットしたのを横に四枚並べて貼れば済む話が、まぁそんな訳なので、先ずはカットなしで縦に一枚。寸の足りない40mm分を空けて、更に縦にもう一枚。続いてその隣へ、今度はカットしたコンパネを同じよにして縦に二枚貼ると、丁度中央、横に一本帯状に空いた部分が出来るので、そこへ合わせて40mm幅に細長くカットしたコンパネをはめ込む、と云う方法を取った次第。苦肉の策ではあったが、しっかり貼ることが出来た。どのみち、最終的に上から床材を貼る訳だから、見た目は関係なかろう、とは父談(笑)。


土曜日から始まった基礎仕事及び床構造は、せっかちで忙しい現場ながら、怪我も無く本日無事に終了。連日のよに出勤し、作業の殆どを担ってくれた父のお陰で、実にしっかりと立派な仕上がりとなりました。「これから後は、自分で好きにやりな」 はい、是非そうさせて頂きます*2。材料の見積もりなどもあるため、次の作業となる壁パネルづくりまでは、少し間を置いて、のんびり取り組んでゆくつもり。


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根太に補強を入れて頑丈に。基礎がきっちりしっかり仕事してあるのは勿論だけれど、さすがに全く揺れない、たわまない。たかが小屋程度でも、やっぱり大引き材にして正解でした。



コンパネ貼って、床構造が完成。ビス留めの際、根太と補強材の位置に墨付けした跡は、後々床材を貼るときの目安にも。墨糸張って”ピーン”って弾くのは、醍醐味と云う感じで気持ち良い。



上とは反対の方向から撮ったものですが、例のコンパネの合わせを、分かり易く赤い線で印してみましたヨ。中央の細い部分は一発で決まらず、一部削って微調整。


作業台活躍中。

【左】2x4材で拵えた二本のウマの上に板を乗せただけなので、片付けるときも簡単。高さも丁度良くて使い易い。
【右】自作の丸ノコ用ガイドは、コンパネなど大きな板の長辺を、丸鋸でカットする際に使うもの。是があれば、素人には難しい長い線もまっすぐ切れる。

*1:間口1500mmの奥行き3640mm也。

*2:とは云え、今後もちょくちょく様子見に来るだろうし(笑)、何かと力を借りることとなるかと...。

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