双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

散髪と外套とツーバイフォー

|日々|


午前中は晴れて暖かだったのに、昼を過ぎた頃から
徐々に灰色の雲が垂れ込めて雨が降り出し、
すとんと空気が冷え込んで、また冬へ戻ったみたいだ。
夕方四時に散髪の予約が在ったのだけれど、
カーディガンを羽織るだけではとても役不足と、
コール天地の外套を急遽、引っ張り出す。
一昨年の秋に奮発して、臨時収入で買い求めた外套。
分厚い太畝のコール天地は深緑で、今時珍しいくらい
ずっしりと重く、ちょっとやそっとの寒風では
びくともしない頼もしさ。袷は途中までがシングル、
衿元の釦二つ分だけがダブルになって居て、
寒いときなどは、上まで全部の釦を留めると
衿元がしっかり重なって合わさるところも、頼もしく、
一見したところ変哲の無い風だけれど、
こんなちょこっとの変化球が、ちょこっと愉しい。
冷たい小雨の中、半時ほど歩いて美容室へ。
一寸ラジカルなアシンメトリも良いかしら、と想うも、
結局はいつも通り、横は耳出しの後ろは刈上げ。
「やっぱりホビさんはこの形がいちばん似合いますね」


その後、実家に寄って父に頼んで軽トラを出して貰い、
近くのホームセンターで買出し。雨避けのブルーシート。
32mmの木ネジ。それに6ftの2x4材を四本購入。
ソーホースブラケットは前もって手に入れたので、
これでようやっと作業用のウマを拵えることが出来る。
その足でついでに工具屋の叔父の所へ寄ったら、
インパクトドライバはコード式のをお下がりで
頂戴できることとなり、その他にもスライド丸ノコや
ジグソーなどの工具も貸してくれる、とのことで、
小屋作りの準備は着々と進んで居る...のかな?

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