双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

孤軍奮闘

|雑記| |猫随想|


■用意周到に進めて居た”剣菱年内捕獲計画”を、本日いよいよ決行。数日前には赤ひげ先生の所へ連絡し、不妊手術の予約済み。捕獲の段取りも準備も万端にして挑んだのである...が。あえなく撃沈。段ボールハウスの中へ豪華な山盛りの餌を仕込んで出入り口を見張るも、何か異変を察知したのか、出たり入ったりでそわそわの剣菱。小一時間ねばったが結局、今回は諦めざるを得ず、赤ひげ先生に電話。「まぁねぇ、是ばかりは野良ちゃんだから仕方無いよ」と、一応明日ぎりぎりまで待って下さるとのこと。剣菱の手術を済ませるまで、小生に正月は来ない!と年内決行を心に固く誓って居たため、この撃沈はかなり痛い。実は午前中に一度、捕獲の好機が在ったのに、夕刻の方が都合が良いと考えて、みすみす延ばしてしまったのである。嗚呼。野良猫一匹どうにもできぬとは、遥々と情けなくて泣けてきた。


■相変わらず触れることのできない剣菱だが、今では匙に乗せた餌を食べたり、手につまんだ餌を食べるまでになった。本日の撃沈の後でも、ちゃんと散歩から戻って来たので、嬉しくなってパンをちぎってあげたら、初めてぺろりと指先をなめてくれたのが、せめてもの救いか。捕獲に慣れた人の助太刀でも在ったら良いのだが、全く”五群の戦い”ならぬ”孤軍の戦い”なのである。はあ...(溜息)。

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