双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

倫敦的自転車懐古趣味

|雑記|


さて。近頃ではこんな田舎街でも、休みの日と云うと、流線型のヘルメットに色鮮やかなウェアの人たちが、グループで連なっては、ロードバイクで颯爽と道路を走り抜けてゆく姿を、良く目にするのですけれど、こうしたスピード系のスポーツ自転車が人気を博する一方で、数年前から英国は倫敦にて始まった『Tweed Run』なる、スピードとは対極のスローで愉快な催しが、何やら人気のようなのであります。()
”ツィード・ラン”とは読んで字の如し。ツィードの背広やニッカーボッカー、ベストにニットに鳥打帽などなど。参加者各々が趣向を凝らして伝統的な装束に身を包み、そいでもって自転車に乗って、倫敦の街中をのんびり走りましょ、と。そう云う素敵な運動のようであります。写真などをつらつら見てみますと、老若男女、皆さん本格的にクラシックな出で立ちで、中には相当の凝り性の方もいらっしゃり、自転車にしても今様のモノから年代モノまで、と是が実にまぁ、愉しそうなのであります。



老いも若きも、のんびりと。



細々に至るまで凝り性の紳士方。こう云うユーモアのセンスって、良いな。



【左】タンデムなお二人。と、左奥の姐さん!パイプも咥えたりして、格好良い!
【右】兄さんたち。クラシックなお召し物と、現代的なメッセンジャー・バッグの取り合わせの妙。


+++


ところで。
『Tweed Run』が在るのなら『Morrissey Run』なんてのは、どうかしら。



是もすごく愉しそう!と想うのだけれど・・・。*1

*1:私、この写真好きだよな。

<