双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

続・続・自転車と私

|モノ|


注文から指折り数えて、五日目の本日。
私の自転車が、ようやっと届きましたヨ!()



こちら、金屏風ならぬ段ボール屏風の前に、試乗を終えたばかりのミドリ号。(え?名前、それで良いのか?) 無料で付けてくれると云うフェンダーを、我儘申して取り寄せの品として貰ったため、通常の発送よか二日程余計に掛かってしまったのだけれど、やはり是にして正解だったな。簡易装着のフロントライトとリアライト、ベルは、前もって購入してあったものを取り付けた。注文時に体躯へ合わせて調整を頼んでおいたので、一通り確認の後、早速にそのまま近所をぐるりと走って来たのだが、いやぁ。実に良くスイスイと進む。想った通り安定感抜群で、デコボコの舗装路も快適だ。あんまり愉しいので、一寸乗ってすぐ帰ってくるつもりが、仕事を置いて、つい十五分も走ってしまったヨ(笑)。
近所をぐるりの十五分を終えて戻り、ふと何気無く「こないだ買った猫背負子も在ることだし、隣町の動物病院も十分範囲内だと・・・」と口にするや、Aちゃん顔色変えて曰く。「ちょっと!それだけは止してよね!転ぶとか事故とか、ピピンにもしものことが在ったら大変なんだから!!」はぁ、そうですか。そうなったら、こちら人間も大変なんですが、それよか猫なんですね・・・。


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所々さり気無く施された熊の意匠が、何処かとぼけたのんびり風情で、実に良い味であります。



【左】鋼のつや消しの緑がね、また良い質感なのですよ。見た目は一寸重量感在る風だけれど、凡そ12キロ弱。持ち上げてみると思いの外、軽いです。
【右】ベルは迷った末、結局虎になった(笑)。子供用ではありますが、こう云うの、やっぱり好きで・・・。ガオーって舌の部分を指で弾くと、チリンとなります。小僧先生も是非欲しいと仰るので、後程買って差し上げようと想います。


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私は実に晴れ晴れとした心持ちで、実に愉快なのであった。徒歩は徒歩で勿論好きだけれど、それとは別に、自転車には自転車の良さが在るだろうし、この懐の深い、頼もしいのが相棒なら、気負わず気兼ね無く、ひょいっと乗っかって、口笛吹いて出掛けられそうだ。
是も又、”必然の偶然”であったのかも知れないな。最後の最後にようやく行き着いたのが、実にこの自転車であった訳で、更にその名の由来と思しき『ミュアウッズ国定公園』が、平均樹齢五百年ものカリフォルニア・レッドウッドの大木らの息づく、サンフランシスコ郊外に広がる古い森なのだと知り、益々感慨を深めて居る次第。そう、”モノの背景”。背景はモノに宿り、モノは背景を語る。おおらかでインディペンデントな風土と精神、のんびりした寛容と、古森の緑と。嗚呼、やっぱり君でよかったのだなぁ。大事に手入れして、末長く付き合いたい、としみじみ想う。

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