双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

GX200氏、帰る

|モノ|


本日午後。リコーの修理部より写真機が
無事に治って帰って来たのであるが、
修理に際して、諸々の設定が初期化される
と云うのを、うっかり忘れて居たもので、
是にはつくづく迂闊であった。
このリコーGX200氏。(→)
予め自分仕様にいじった設定をすぐに呼出すことが
可能な”マイ・セッティング”なる、
大変便利な機能を123と三つ備えて居るので、
其々にちまちまと違えて設定してあった訳である。
修理へ出す前に、メモへでも書き留めておけば良かった。
主立った部分はざっと憶えて居たものの、
詳細については些か記憶が怪しく、
再びホビ仕様に設定し直す作業には、思いの外難儀。
試し撮りと微調整を繰り返しながら、どうにか完了する。
しかし一連の作業は又、
この小柄で無骨の佇まいした写真機へ対する愛着を更に深くもし、
何やらしみじみとした感慨と、平穏な心持ちとをもたらしたのであった。
愛着の湧かないモノとなど、私は人生を暮らせない。

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