双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

若旦那と猫の塔

|若旦那| |モノ|


行儀宜しいおっとり爺様の居た頃には、凡そ拙宅では必要の無かった、世に云うところの"猫タワー"。ところが若旦那はと云うと、何とかと煙の例え云々では無いけれど、滅法の高所好きなもので、つい先程まで寝て居たかと思いきや、狭苦しい茶の間を突然にダッと走り出し、カーテンレールで懸垂をおっ始めるわ。本棚へよじ登って額類をなぎ倒すわ。箪笥の上から衣類籠を丸ごと落っことすわ。お前はそれで愉しかろうが、こちらは堪ったものじゃないと云うので、この度初めて、必要に迫られた格好で購入に至った次第なのである。


こちら↑と同じ品(天井突っ張り式の五階建て)が実に、期間限定で税込み\8,800(及び送料無料)と云う大変な買い得にて見付かり、いやはや。何よりであった。


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組み立てと設置とで45分程度、意外に立派な五階建て猫タワー完成。さすがにオーヤマの品だけあって、部材も組み立ての構造も良く出来て居る。置き場が何せ、コンパネ打ちっ放しの只の板間(居室にあらず)なので、汚れが目立たず、尚且つ木目とも馴染みの良いこげ茶で正解。ふむふむ。差し詰めオルサンクと云うところかしらん。不恰好な鼠もぶら下がって居ります。









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登ったり、入ったり、くぐったり、かじったり。
設置から一週間程が経過し、すっかり気に入りの様子である。


まあまあ。あんた、ええもん買うてもろて。あんじょう宜しいなぁ。

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