双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

健やか四ヶ月(推定)

|若旦那|



若旦那ピピン、二度目の予防接種のため、本日お医者へ行く。
診察台に乗って目方を量ると、2.55キロ。前回が2キロ丁度であったから、僅か三週間で実に550グラムも増えたことになる。まさしく育ち盛り。注射を終え、先生に改めて去勢の時期について尋てみたところ、ピピンは体こそ大きいが、乳歯の様子からすると四ヶ月になるかならぬか、であるらしい。手術は四月に入ってからで良いでしょう、とのこと。こちらはてっきり、もう五ヶ月かそこいらだと思って居たのだけれど、十二月の初めに拙宅へやって来た時点で、せいぜい二ヶ月と云うことか。ふむ。そうなると若旦那は、母猫の記憶はおろか、お乳すら殆ど飲めずに居たのだなぁ・・・。何やら妙に遣る瀬無くなってしまったが、考えてみれば、他の兄弟猫らが皆、衰弱して死んでしまった中で、只一匹。若旦那だけは逞しく生き延びたのだから、何より丈夫で健やかなる証拠であろうよ。成る程。大きくなる訳だ。


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何故か気に入りのおもちゃとして居る、若旦那”三種の神器”。左からハンガー、洗濯ばさみ、飲料水の王冠。中でもいっとう好きなのは、右端の王冠なのだが、遠くへ放ってやるとすっ飛んで取りに行き、必ず律儀にくわえて戻って来る。それを延々と繰り返す、馬鹿主との日々。








団子虫ならぬ、団子猫。当初は灰色だった毛色も、顔周りと背の一部に薄い茶が混じるよになってきた。胴体の縞模様が、何やらものすごく適当な塩梅である(笑)。

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