双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

新しいリズム

|雑記|


いつもなら、大晦日と元旦は実家へ戻って過ごすのだが、
この度は自宅に居て、骨壷に納まった爺様と若旦那とで、
水入らずの年越し。しみじみと過ごす、行く年来る年。
主の目を盗んでは、遺影に供えた水を飲む若旦那を、
あっちの爺様は、如何な心持ちで眺めて居るのやら。
本来ならば拙宅は喪中だから、正月は無いのだけれど、
一寸だけ特別なカリカリをお供え。手を合わせた後の
お下がりを、食欲も旺盛な若旦那のおせちとした。


こうしてまた迎えた新しい年。
新しいリズムで日々が動き出して居る。

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