2011-12-23 ひと月 |日々| 爺様が逝って丁度ひと月。初めての月命日を迎えた。 若旦那がやって来たのは、丁度二週間前の今日だった。 当たり前のよに、そっと静かに重なり合う、二つの魂。 寒風の中にも、からりと晴れた冬空は何処までも澄んで、 桶の水に手指を悴ませながら、午後。窓硝子を磨いた後、 黄緑色したポンポンの小菊を買い求めて、爺様に供えれば、 寂しいのと、あったかなのとが、入り混じったよな心持ち。