|雑記|
■気になって居た散髪をようやく済ませて、年の瀬を清々と。寒くとも刈上げ、耳も出す。
■若旦那、もとい坊やが、隙を狙っては頭髪をかじりに来るので大変に困る。特に前髪へは執拗な執着を持って飛び掛って来るので、奴さんの目線が主の目玉の位置からやや上方にズレ、顎を引きながら小首を傾げ始めたならば、こちらは咄嗟に防御の構えをとるのだが、先日は不覚にも早朝の寝込みを襲われ、無残。額、頬など数箇所に赤い爪痕を負う。洗面所で鏡を覗き込めば、それはもう、石田国松であった。
■映画を観て、音楽を聴き、本を読み。いつもと同じよに、日々何かしら感じ取って居る筈だのに、ここ暫くは何故だかそれを言葉にできないで居る。今までどうやって居たのだったろ。頭と心と体を繋ぐ回路の何処かが、滞ってしまったよな心地は失語症にも似て、ひどくもどかしく、心細い。けれども髪をさっぱりさせて、白い息吐きながら寒空の下をさかさか歩いたら、心覚えの在る感覚が、ほんの少し。ほんの少しだけれど、じわり戻って来たよな気がした。そうか。戻るまで待てば良いのだな。それまではリハビリみたいなものかしら、と想うことにする。