2011-11-14 とまどい |日々| 郵便局まで小包を出しに行った帰り道。 遠く山肌を見やれば、ここ二日程の間に すっかり、赤黄と色づいて居たのだった。 近頃の秋と云ったら短くて、いつ来たのだか。 いつ去ったのだかも曖昧に、冬を迎えてしまう。 心づもりの整わぬ間に。僅かの戸惑いの内に。 今年もまた、こうして秋をしみじみせぬまま、 気付けば冬と入れ替わって居るのだろか。 頬で、額で、測る空気は、乾いて冷たい。 襟巻きをぎゅうとやって、くんと風をかぐ。