双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

勝手にパンチドランカー

|戯言|


連休中は稀に見る異例の忙しさに追われて、疲れ切った月曜の休みには泥のよに眠る筈も、二ヶ月以上放ってしまった散髪の予約を入れたら、運悪く午前九時にしか取れなかったため、結局それも叶わず、散髪を済ませて一寸さっぱりしたのも束の間、その後も小僧先生兄弟の子守やら何やかやと雑務が舞い込み、とうとうしみじみせぬままに過ごし、明ければ本日は本日で、連休なんぞは一昨日終わった筈だのに、どうした訳だか矢鱈に忙しく、是にはさすがに参って、かと云って蹴球エントリは先延ばしにゃできまいと、やっつけに写真を貼って何とか誤魔化し、そうなると取り込んだ洗濯物を畳まぬ云い訳に困ると云うので、ため息をつきながらものろのろと是を片付け、さて一服しよかと想ったところへ、猛烈な睡魔がどっと押し寄せてきて、半分閉じた虚ろな瞼の下で、部屋に箒を掛けて居なかったのをぼんやり想い出し、放っておきゃ良いものを是またのろのろとやって、其処へ来て爺さんがにゃあと鳴けば、やれ、ご飯が足りなかったかと椀へよそってやり、ようやく風呂へ入って着替えたら、今度は寝巻きの釦を掛け違えて居たのに気付き、おいカーロスかよ、と独り言ちながら掛け直す。嗚呼、俺は今空っぽだ…。

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