双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

暗い空

|日々|

ここ数日の急激な冷え込みに、堪らず
湯たんぽを解禁したものの、朝目覚めて、
布団から出るのが、如何に困難であるか。
カーテンを開ければ、雨降りの音。
どんよりと翳った雨空の下、重たい霧が
山肌を覆って、僅かの色すら滲まない。


昨日巣鴨で買い求めた、カリカリ梅入りの
ちりめんじゃこを、炊き立てのご飯に
どさり振りかけては、ほくほくと食す。


暗い夜はいつ、やってきたのか。
針持つ指先の冷たさに、どきりとする。

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