双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

ボートの三人三十路

|徒然|


遠方より休暇の途上にある客人を、先週
数年ぶりに迎え、短いながらも語らう機会
に恵まれた。客人、Aちゃん、そして私も。
互いに歳が近く、其々の身内に病人や介護を
抱えて居ることなども共通して居る。その中での
自分自身の在り方。家族。仕事。暮らし向き。
様々な変化と心模様。恐らく”機” と云うのは、
その人に必要なときに。必要だから訪れるもので、
それを回避することは、決してできないんだね。
腹の括り方も、吹っ切り方も、折り合いのつけ方も、
すぐには身に付かない。一見平坦に見える道も、
大小の起伏や緩急の坂が所々に散らばって居て、
思うよには進めないのだ、と気付いたりもする。
もう若くは無いけれど、その方が良いことも在る。
さあ。少し休んだら、再び舟を漕ごう。
少しの皮肉と。そして少しのユーモアを、人生に。

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