2010-05-28 舌打 |縷々| 一枚減らした夜具のうすら寒さに呆れ、 身支度に長袖を重ねて着ては閉口し。 再びの寒さ出戻り、さながら開き直った 年増女の如き厚かましさか。しゃあしゃあと そ知らぬ顔して、潔く季節を譲らぬその様に、 こちらは落ち着くものも落ち着かず、こうして 懐の真ん中に腕を組み、心ならずも仕方無しと 分厚い靴下など履いて、苦々過ごして居る。 甘く見て、気を抜いた首元がすうと心細い。