双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

夜風

|縷々| |本|


喉の中頃が何やらいがいがとして居て、
その上、頬の辺りもがざがざと乾いて
水っ気が薄く、どうも塩梅が宜しくない。
季節がちいとも季節らしい顔とならず、
照ったり降ったり曇ったり。はたまた
やれ寒いの、やれ暑いのとなれば、
まぁ無理も無いことか、と髪を梳く。


尖ったお月さんの真上に、煌煌と星ひとつ。
まるで何処かの国旗みたいだな。
間抜け面の頬杖。無粋なくしゃみ。



|蹴球|


カンピオナート最終節 ミラン VS ユヴェントス
ミラン 3 ― 0 ユヴェントス


レオ氏の監督辞任が表明された後の最終節。ユーヴェの不調に助けられた格好だが、快勝して幕を閉じる。
シーズン序盤の頃は、いやはや。どうなることかと諦め半分で居たのだが、その後は見事に立て直してくれた。終盤は再び煮え切らぬ試合が多くなったものの、全く経験の無い新人監督最初の仕事にしちゃ、余りに荷の重かったであろう中、最終的には3位にまで漕ぎ付けた訳だし、何しろ、見栄っ張りの苦しい台所事情で高楊枝を強いられながらも、充分に良くやってくれたと想う。そもそも今季のミランを、何処の大物監督が引き受けたであろう。辞任などせずにこのまま残って、引き続きミランを率いて欲しかったなぁ。
来季は監督以外にも、様々の課題が山積みとなって居り、相変わらず不安なのだけれども(いい加減に安心させてヨ)、今季力をつけてくれた若手を無下とせずに、引き続き戦力として大事にして頂きたいもの。何はともあれ、どうもおつかれさんでした。

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