双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

香り草入り兎肉シチュー

|本|


春の奴め、油断した途端にすっとぼけやがって。
気温、一桁。寒さに手はかじかみ、肩は強張る。
そんな訳だから、当然客足も遠退き疎らだもので、
頁をめくる時間にだけは事欠かぬ。皮肉なものだが、
抗ってどうにかなる、と云うものでもあるまい。


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