双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

二月

|音|


むうと生温い風が二月に訪れて、季節を春先のよに
錯覚させはしても、私は頑なに冬を繋ぎ止めて居る。
未だお前の来る時期じゃ無い。さあ、あっちへお行き。
夜の部屋に独り、小さく座って只静かに過ごしながら、
今頃になってふと、夜具を換え忘れて居たのに気付く。


Where You Live

Where You Live

Our Bright Future

Our Bright Future


この人の紡ぐ音。爪弾き。声。少し内気な横顔も。
何だか傷付きやすそで、何処か寂し気だのに、
けれども凛と真っ直ぐ。道の途上に立って居るよな
強さが確かに在って、そして沁み入るよにやさしい。
いつの間にか。気付いたら、そっと隣に居るみたいに。

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