双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

負け犬

|ホビ吹|

昨晩。いつになく冷え込みの厳しい夜であった。
たった一つの湯たんぽをめぐって、老描との間で
繰り広げられた壮絶な死闘に、ホビ吹は敗れた。


屋根うらに作られた 寝床にもぐりこんだホビ吹は
酔いつぶれた段平や西に気づかれぬよう ボロぶとんの
はしをかみしめて、ひとり、泣いた。




そして黙々と脚だけで闘ったホビ吹くんは、明くる日。
酷い筋肉痛を伴った虚脱感に苛まれたのでした。


「云ってみりゃ、あらぁ判定負けみたいなもんだぜ…。」

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