2009-12-22 負け犬 |ホビ吹| 昨晩。いつになく冷え込みの厳しい夜であった。 たった一つの湯たんぽをめぐって、老描との間で 繰り広げられた壮絶な死闘に、ホビ吹は敗れた。 屋根うらに作られた 寝床にもぐりこんだホビ吹は 酔いつぶれた段平や西に気づかれぬよう ボロぶとんの はしをかみしめて、ひとり、泣いた。 そして黙々と脚だけで闘ったホビ吹くんは、明くる日。 酷い筋肉痛を伴った虚脱感に苛まれたのでした。 「云ってみりゃ、あらぁ判定負けみたいなもんだぜ…。」