双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

夏の抜け殻

|日々| |電視|


盆休みの明けた途端に間延びして、まるで
夏の半分が去ってしまったよな火曜日。
残った半分は、電信柱にぶら下がって、
抜け殻みたいに、ぽとり。落っこちるかな。
お昼に豆腐のハンバーグ。大根おろしと青紫蘇を
乗っけて。一口をゆっくり、良く噛んで食べる。


陽が暮れると、またひとつ涼しい。
ゆるゆると一日を仕舞って、虎造節を聞きながら
洗濯物を畳む。と、最後に残った靴下の片方が足りない。



ああして小さく膝を抱えた姿のジョーは、良い。
影さした横顔の、淋しさの淵には、恐らく誰も近付けない。


「目ぇ醒ましたらな、一刻も早く東京へ帰っちまいなよ。」


嗚呼…。稲ちゃんはやっぱり好い男だなぁ。
残すところ二日。いよいよカーロス戦、か。
しみじみとなったところで、寝る支度。


|音|


青春ノイローゼの反動でしょうか。今夜は何だか二代虎造な夜です。

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